インタビュアー
  • 低賃金サラリーマンが本を出して売れたり昇進はしますか?

 

松尾昭仁
  • ウチのスクール生の例で言うと…
    結婚してお小遣い制
    お小遣いは月に3万円
    その3万円の中にタバコ代、飲み会、散髪代

    お小遣い3万円では足りないということで
    本を書いたら印税を貰えると思って
    ウチのスクールに入った小嶋さんという方がいます。

    当時、小嶋さんはパソコンスクールの営業をしていました。

    出版スクールではプロフィール作りをやります
    プロフィール作りで人生の棚卸をやります。

    小嶋さんが生まれたご家庭が少し複雑で
    実のお父さんがバイオレンスな方で飲む打つ買うの3冠王だったそうです。

    500万円の借金を作って家出してしまいました。

    お母さんと小嶋さんと弟さんの
    3人でお父さんが作った借金を返さなければいけませんでした。

    小嶋さんは元々、勉強も好きではなかったので
    高校を出てからすぐに就職をしました。

    借金を返すためには高卒の普通の会社では不可能だということで
    給料の高いところを求人票でずっと見ていったら
    高卒初任給50万円の会社があったらしいです。

    そこに面接に行ったらブラック企業だったそうです。
    どういうブラック企業かというと
    5万円のパソコンを電話1本で50万円で売るそうです。

    電話営業の所長みたいな人が腕を組んで

    当時の電話の受話器と手をガムテープでグルグル巻きにして
    少し疲れて受話器を置いているとバコーッと灰皿が飛んでくる。

    その灰皿もステンレスの灰皿ではなくて
    ガラスの灰皿で当たると死ぬみたいな(笑)

    そこで色々営業術を編み出したそうです。

    そこで小嶋さんはスピード出世をしました。
    そこで50万円を稼げるようになって電話営業もすごく上達しました。

    ただ、お子さんが出来て
    お子さんが物心がつくようになって
    流石に詐欺っぽい会社で仕事をずっとやってるのは
    この先良くないということで転職をされました。

    上場企業の系列会社のパソコンスクールの営業に転職しました。

    その会社ではかつてのブラック企業で
    編み出した営業術をクリーンに浄化してやったら
    その会社でトップセールスマンになりました。

    そのブラック企業の営業術の本を出すことになって
    そうするとその本が売れました。

    小嶋さんはその本が出た時にパソコンスクールの社長に呼ばれて
    勝手に本を出したからクビなのかと思ったら
    従業員が何千人もいる会社だけど
    ウチの会社で幹部以外で本を出したのは
    小嶋さんが初めてだということで
    読ませてもらったけどメチャメチャ良いノウハウだと。

    これで社長直属のプロジェクトで営業推進チームみたいなのを作って
    そこのリーダーを任されて小嶋さんは平社員だったのに
    課長・部長級の仕事を与えられてそこの直属のリーダーになりました。

    それが評価されてヘッドハンティングをされて
    給料が倍になって違う会社で部長級になりました。
    給料が400万円から800万円になりました。

    それも小嶋さん曰く本を書いたお陰ということでした

    松尾さんのスクールに来たことによって
    それが人の役に立つんだということで
    パソコンスクールでもそれをマニュアル化することになりました。
    それが評価されて小嶋さんがヘッドハンティングをされて
    年収が倍になったということで
    本で人生が変わったとすごく喜んでくれました。

    今も彼はサラリーマンとしてすごく大活躍されています。

    サラリーマンをやりながら
    スキルアップキャリアアップの中で本を活用する例があります。

    ウチのスクールでプロフィールを作るので
    そこで強みにもなるし
    何よりも本を出したことが一番の強みになります。

    サラリーマンで本を出している人は少ないから
    それだけで人材として商品価値が上がります。