■参加前の状況

コンサル会社の部長職を辞め、夢を持って独立してから１年後くらいにこのセミナーに出会いました。その頃の私は、妻と二人の子どもがいるのにまったく食えない状態でした。あまりにも仕事が取れず、安定した収入がなかったので、夜間で警備員としてイベント会場の警備や商業施設の警備をおこなって、一晩で1万円程度を稼ぐのがやっとの日々。その一方で、会社員時代から行っていた講師業としての仕事が数ヶ月に１回程度あり、徹夜で警備員を行ったその足で、セミナー会社に行って、警備服から綺麗なスーツ着替え、８０人くらいの前でセミナーを行うという、精神的にも肉体的にも追い込まれている状況でした。

■参加して思ったこと、感じたこと

松尾先生の話を聞いて、とてもショックを受けました。
なぜなら、自分が「食えない人」の定型的な思考法だったからです。
例えば、
「理詰めで物事を決めようとする」
とか
「実力があれば成功すると思う」
はまさに、私を食えない人にしていました。当時の私は、「頭で考えてなかなか行動しない」という人でした。
１０年前から結婚相談所を一人で運営している起業の先輩である母から、『あなたは、いままで恵まれすぎているんだよ。幸せすぎているんだよ。』と言われたことがあったのですが、そのとおりだったんだなと、セミナーを聞きながら思いました。

会社員時代は、それなりの成果を出してきていましたが、それは自分だけの実力だけではなく、周りの状況もあったからこそ。
しかし、独立起業すると、その周りの状況を自分で作らなければいけない。今まで、与えられていたものを、自分で作らなければいけないんだなと思いました。

だからこそ、直感で答えを出して、まずは大量に行動しなければいけないんだと思いますし、コネも有効に活用しなければいけないんだなと思いました。

■実際の行動の変化

まず、第一に「それを楽々やっている人に相談する」ということを心掛けました。また、使えるものはなんでも使って、お金を稼ぐためにはどうすればよいのかということを考えるようになりました。

それまでの私は、正しいことをやっていれば、結果としてお金がついてくると思っていましたが、それでは結局、食えないんです。その実体験をしましたので、家族を養うためにもお金を稼ぐということを第一に考えて、判断するようになりました。

また、いまこの時間は、自分に有効なのか、ムダな時間ではないのかということも、常に意識して行動しています。だから、ムダな飲み会には行かなくなりましたし、私はお酒に弱いので、お酒を飲むと酔ってしまって、家に帰ってから何もできなくなってしまうので、飲み会でもほとんど飲まなくなりました。

■今こんな感じで幸せです

実は、2017年1月に株式会社を設立しました。
しかも、自己資金はほとんどゼロで。

これは、人脈とコネを有効に使った結果なんです。私は、ITと教育に長年携わってきましたので、この２つの領域には強みがあります。それが、たまたま会った方の紹介で、教育事業を立ち上げたいITグループの創業者にお会いすることができ、その方の後押しもあり、ITグループ内の教育を担うという位置付けで会社を立ち上げさせて頂きました。

1年前は、警備員として日銭を稼いでいたのに、たった一年で役員報酬をそれなりにいただける身分となり、家族も安心させることができています。

いまは、松尾先生のセミナーでお聞きした、「食える人の行動習慣」を意識しながら、会社をより大きくするために充実した日々を送っています。