■質問者
松尾先生!
質問が来てたんですけれども…

無名の私でも出版はできますか?

●松尾先生
できます!

本を選ぶ時は何を見て選ぶ?

■質問者
タイトルや表紙で選んでいます

●松尾先生
ビジネス書・実用書は問題解決のために読むけど
多くの人はタイトルや表紙を見て問題解決ができそうだから買う。
著者名は買う時にあまり気にしない。

もちろん、小説や漫画では著者名を見る。
村上春樹とか鳥山明とか見るでしょう。

ビジネス書・実用書を買う時に著者名買いする人は少ない。
だから本を買うのに著者名は関係ない。
無名か有名かはそんなに関係ない。

■質問者
自分が無名なのはあまり関係ないのですね

●松尾先生
例えば乙武さんとかこんまりちゃん
本が出るまでみんな知らなかった人たち
無名な人が本を書いてブレイクして有名人になっている
無名な人が本を書いて大前研一さんみたいに有名になる。

■質問者
稲盛和夫や孫正義しか本を書けないと思っていました。
そうじゃないのですね。

松尾先生のスクールの受講生で
出版したサラリーマンはどんな人たちがいますか?

●松尾先生
「ブラック企業の営業術」という本を書いた小嶋康之さん
この人はブラック企業で身に着けた営業ノウハウを
クリーンにして実践したものを本に書きました。
そのノウハウによって社長直属まで出世して活躍するようになりました。

「ULTIMATE SALES」を書いた堤一隆さんもサラリーマンです。

「問題解決の最初の一歩 データ分析の教室」を書いた野中美希さんはシステムエンジニアの女性です。

僕も元々は2006年に出版した「セミナー講師になって稼ぐ法」という本がありますけど
まだセミナー講師になって6カ月ぐらいしか経っていなかった。
そんな時に商業出版のオファーが来て本を書くことになった。

僕がいつも説明している三角形の法則なんだけど
それまで、僕は本を書く人はS級やA級だと思っていました。
僕がCとかDの時に出版のオファーがあったけどこんなんで書いていいのかな?って思っていた。

自分がやっているセミナーのことを思い出して
僕はセミナーをやったことがない人にいつもセミナーを教えている
セミナーをやったことがない人に本を書けば役に立つと思った。

入門書を書けばいいとわかって
入門書ならランクが上でなくても書けるとスクールの生徒には教えている。

専門書はAやBの人がCやDの人に書くもので
専門家が専門家になりたい人に書くもの。

専門家が素人に向けて
自分より下の人に向けて書くのだったらみんな本が書ける。
ウチのスクール生はみんなそれで本を書けるようになったのはこの方法に気づいたからです。

三角形の外の人はやったことがない人
下はやりたいけどやり方が分からない人
そこに向けて書けば誰でも本が書けます。

■質問者
アルバイトの経験を書いて売れた本がありましたよね?

●松尾先生
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」という本だね。

著者が高校時代のディズニーランドのアルバイトの経験が社会人になって
コンサル会社でディズニーのノウハウをアレンジしたものを本にしたもの。

■質問者
吉野家のアルバイトの経験も本として書けるのですね。

●松尾先生
その本はウチのスクール生が書いているよ。
「吉野家で学んだ経営のすごい仕組み」という本です。
野村孝博さんという人です。