出版業界の状況
新刊は1日300タイトル以上出版されています。
300冊ではないですよ。
300タイトルですよ。

 

だから編集者は常に書き手である著者を探しています。
出版社は本のメーカーだから商品を出し続けないと潰れてしまいます。

 

昔は1冊出したら1万部、2万部平気で売れたから
そんなに出版点数を稼がなくてよかったんです。

 

だけど今はそんなに売れる本がない。
そうすると出版点数で稼がないといけなくなります。

 

今まで1万部売れていた本が5千部しか売れなくなったら
それで同じ売上を保とうと思ったら2倍出さないといけないじゃないですか。

 

じゃあ、売れている著者に書かせればいいと思うでしょ?

 

小説なら売れている著者はいるわけですよ。
漫画家も売れている著者がいるわけですよ。

 

だけど売れているビジネス書の著者って浮かびます?

 

僕が浮かぶのは…
かつてのホリエモン
かつてのメンタリストDaiGo
キングコングの西野さん
2ちゃんねるの西村さん
あとはすごい昔の大前研一
すごい昔の神田昌典
すごい昔の勝間和代
すごい昔のレバレッジの本田さん

 

ビジネス書は小説と違って出版社、著者名で売れるわけではない。
だけどビジネス実用書は誰の本を読みたいではなくて
小説は村上春樹を読みたいんですよ。
漫画はこち亀を読みたいんですよ。

 

自分の悩みの解決ができたら正直、著者の名前なんかどうだっていいわけですよ。

 

ましてや出版社なんてどうだっていいわけです。
一般の人は気にしないですよね。

 

ということは皆さんが無名だからといって関係ないってことなんです。
その証拠に岩崎夏海さん…
誰だか知ってます?
200万部著者ですよ。
もしドラの著者です。
もしドラの著者は
岩崎夏海と言います。

 

ちなみに岩崎夏海さんって女性じゃないですからね。
ハゲたオッサンですから(笑)

 

岩崎夏海さんはもしドラが売れました。
その後に100冊出しています。

 

でも誰も、もしドラ以外の本は知らないんです。
なぜならばもしドラ以外の本は売れていないから。

 

じゃあ、何で100冊も出せたの?
これが編集者の浅はかなところで岩崎夏海先生に書いてもらったら
100万部とはいかないけど10万部ぐらいイケるんではないかとみんな並んじゃったんです。

 

同じような例で…近藤麻理恵さん。
人生がときめく片づけの魔法

 

彼女もその後に5、6冊出しています。
でも、知らないでしょう?
そんなに売れていないから。

 

つまり、こんまりちゃんの本を読みたかったわけでも
岩崎夏海さんの本を読みたかったわけでもないんです。

 

たまたまその本が売れたんですよ。

 

それはホリエモンクラスになったら別ですよ。
あの人はタレントですから。
メンタリスト DaiGoもタレントですから。
キングコング西野はタレントですから。

 

タレントさんは名前で売れるかもしれないけど
ビジネス著者が名前で売れることはまあ無いです。

 

皆さんが100万部売れる可能性が無いってことはないんですよ。
そう思ったら夢があるでしょう?

 

「私は無名だから売れません」というのは全然関係ないです。

 

講師、コンサルタント業は出版がしやすい。
あとは経営者も出版がしやすいです。

 

なぜかというと…
コンテンツを持っているから。
いわゆるノウハウがあるからハウツーがあるから。

 

喋っているものを録音・録画してそれを文字起こしして本にしているんです。

 

自分で「さあ、書こう」と思うから書けないんですよ。
インタビューにしてもらう、セミナーみたいにして話す。
それを録音・録画して自分で文字起こしをする。

 

またお金を払えばそれを文字起こししてもらえます。