『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』

 

これは著者の香取さんが高校生の時に東京ディズニーランドでアルバイトをして
ディズニーランドはキャストに魔法をかけているという東京ディズニーランドの社員教育のメソッド本です。

 

だけど…所詮アルバイトが書いた本だから
プロからすると薄っぺらいことが書いてあります。

 

読むのはディズニーランドで働いたことがないゼロの人。
他の小売りとか他の飲食店の店長や経営者が
どうやったらディズニーランドのアルバイトみたいに
ウチの人も働いてくれるのかなというのを知りたくて読む本です。
そしたら無限大にいました。

 

ディズニーランドでしっかりと社員教育を教える側の人が本を書いています。

 

今は書店に行くとディズニー関連の本が並んでいます。
そのパイオニアはこの香取さんが書いた本です。

 

『社長さん!銀行員の言うことをハイハイ聞いてたらあなたの会社、潰されますよ!』
これは元銀行員が書いた我々のような中小零細企業の社長が読む
銀行から融資を引っ張り出す指南書です。

 

この川北さんと篠崎さん同じ会社の社長と部下ですけれども2人とも元銀行員です。
社長の川北さんは銀行に3~5年しかいませんでした。

 

あの方は元々名古屋のご出身で東京の早稲田大学を卒業してから
地元に戻られて地元の銀行に勤められました。

 

27歳ぐらいで融資コンサルタントとして独立していますので
22、23歳で卒業したら5年間ぐらい銀行にいたのかな。
その中で融資を2~3年担当
2~3年はそんなに長いキャリアではないじゃないですか。
だけど、外の我々にとっては十分な知識です。

 

銀行に30~40年いた人の知識は我々は理解できません。
この本は10万部売れました。

 

低い評価のレビューに
「こんな簡単な金融知識は誰だってわかる」
「こんな基本的なことしか書いていない本が売れるのはおかしい」

 

その「誰だって」の上に…
「銀行員なら」って書いてありました。

 

川北さんはそんなことは百も承知で
業界の人に向けて書いたからわざとわかりやすく書きました。
逆に言うとわかりやすく書いたから売れました。

 

わかりやすく書かないと素人は読めません。
皆さんがどこのランクにいようと素人を意識して書かないといけません。