多くの人の企画書は編集者に向けて書かない。
出版社に向けて書かない。

 

読者に向けて書いたら
それを受け取った人からすると
「社会的意義はあるかもしれないけど、例えば路上生活者を救うなんて言っても」
「路上生活者でも10人、20人は買ってくれるかもしれない」
だけど、普通は路上生活者はお金を持っていない。

 

そんな人が1,500円払えるわけがない。
じゃあ、3,000冊刷ったら残りの2,990冊どうするの?って。

 

だから読者に向けて書いてはいけない。
出版社に向けて書かないといけない。
もっと言うと出版社の経営者に向けて書かないといけないんですよ。
編集者に向けて書いてもいけないんですよ。
編集者も所詮サラリーマンだから。

 

自分が従業員10人ぐらいしかいない出版社の社長だったらと思うんですよ。
「これを当てたらわが社は生き返る」
「これを当てたらわが社は儲かる」
って思うような企画書を書いてあげればいいんです。

 

「売れます!」
「もし売れなかったら自分が引き取ります」とか
「自分が宣伝します」とか
「広告費は自分で出します」とか
そこまで考えればわかるじゃないですか。

 

出版社は損をしたくないわけですよ。
この300万円、500万円、1,000万円を。

 

だったら最初から「自分で広告費100万円も用意します」とか
何だったら「1,000冊買い取りますよ」って言ったら企画が通っちゃうわけですよ。
商業出版として。

 

商業出版は投資ビジネス投資です。
投資は不動産とか株と一緒です。
出版社が300万円投資していると。

 

だから「この投資は報われますよ」
「この投資は正しいですよ」ということを企画書に入れるということです。

 

それを書かないで
「こういう人を救いたい」「社会的に意義がある」
「今、SDGsが~」とか言っても

 

「そうかもしれないけど、わが社が潰れちゃうんだよ」という話なわけです。

 

経営者の方が多いから、その気持ちわかりますよね?

 

出版の費用は300万円~1,000万円です。
これを自分で出せば自費出版です。
だから自費出版も同様の費用がかかります。

 

自費出版はこれだけ費用を掛けても書店に並ばないということです。
書店に並ばなかったとしたらどうするか?って言ったら
自分で本を抱えるわけですよ。それで自分で配るわけですよ。

 

でも自分で配るということは自分の見える人にしか配れない。
本の醍醐味っていうのは知らない人が読んでくれて影響力は与えること。

 

ウチの著者スクールは毎回18人いっぱいになるんですね。
なんで、そんなに集まるのかと言ったらここですよ。

 

本来だったら300万円~1,000万円出版費用が掛かるものが
3分の1や10分の1で8割出版できるから。
それも1冊だけではなくて2冊も3冊も。

 

出版費用がこれだけかかるところに対して
その「3分の1」「5分の1」「10分の1」で8割出版できる。
なぜ2割の人が出版できないのかというと本人が諦めちゃうから。

 

ウチは本人が諦めなかったら出版させます。

 

これは元々、出版費用が掛かっちゃうから。
その代わり影響力は大です。

 

特にご自分のビジネスを持っている方は100万円投資したって
例えば新聞広告だったら1回でしょう?

 

でも本は永遠ですからね。
ずっと置かれますからね。
それこそ図書館なんかに入れたら10年置いてくれます。

 

僕は図書館にバンバン献本しています。
このセミナールームに来やすいところからずっと送っていきます。
図書館で本を読んで来た人って何人もいますよ。

 

そうすると本がお客さんを呼んでくれる。
別に本は本屋で売れなくたっていいわけですね。

 

コンビニで売れてもいいし、図書館で読んでもらったっていいし
ブックオフで買ってもらったっていいし。
どうせ読まないんだったらブックオフに売った方がいいですよね。
ブックオフに並べてもらえるから。

 

後は献本ですよね。
例えば講演やセミナーをやりたいんだったら東京商工会議所とか。
あとはライオンズクラブとかロータリークラブとか。

 

そういう権威があるところにいっぱい配るとそういうところはお金持ちがいっぱいいますから。
それはやった方がいいですよ。

 

僕も赤坂ロータリークラブとか他のロータリークラブで講演をやりましたからね。
講演料をもらって、そこからお客さんになりました。
そういうところは社長さんばかりですから。それもそれなりに成功した人です。

 

本は使い勝手が良いわけですよ。
小冊子やチラシを送っても読んでくれないけど
本なら面白ければ回し読みしてくれますからね。