著者プロフィール
自分がなぜこの本を出す必然性があるのか。
出版社の編集者に伝わるように書きます。

 

このテーマについて高い専門性がある
他の人にないユニークな経験をしてきている
したくもない経験をしている人は強いです。
したくもないけどどんな世界か知りたいもんね。

 

そしてプロフィールには写真を用意してもらいます。
企画書には写真を付けます。
奇跡の1枚を撮ってください。

 

書籍は購入者にとって投資です。
出来上がった著者プロフィールは
1,500円出して本を買う価値ある著者にする必要があります。

 

具体的に僕が出版企画が通った企画書を解説していきます。

 

『たった2時間の学びで仕事は好転する』
(ワニブックス/2013年3月発売)

 

この全然、売れませんでした
なぜ、売れなかったかというと本当は僕が作ったタイトルが…
『ビジネスセミナーに参加していきなり年収を10倍アップさせる法』でした。

 

サブタイトルが
『儲けたいならビジネスセミナーに行きなさい!』
投資費用の100倍 稼ぐ!最強セミナー使い倒し術

 

このタイトルだったらもう少し売れていたと思います。

 

実際に、本になったら…
『たった2時間の学びで仕事は好転する』でした。

 

何がいけないかというとこのタイトルは何の本かわからない。
僕は出版社に「やめてくれ」と言ったんだけど案の定売れませんでした。

 

この本は売れなかったんだけど企画会議に通った僕の企画書です。

 

◆不景気が長く続く現在、世は空前のセミナーブームである。
倒産やリストラに怯えるサラリーマンが「将来のため」と称して
資格取得の講座や独立・起業セミナー、さらにはFXなどの投資セミナーに殺到している。

 

これが時代背景です。
この本は2013年3月に出しました。
2013年3月は震災後2年です
まだ日本経済はメチャクチャで政権は民主党政権でした。
株価が約7,000円の時。
今は約30,000円もうメチャクチャでした。

 

そうすると色んな会社が潰れると言われていました。
だから資格ブームが起こりました。

 

X JAPANのToshlさんやオセロの中島知子さんが
セミナーや占い師にハマって色々お金を吸い取られていて
セミナーなどのイメージがポジティブじゃない時代がありました。
その時代背景です。

 

◆セミナーは本来、上手に利用すれば投資金額の何倍(場合によっては100倍以上)もの
ノウハウやビジネスで使える人脈が一気に手に入る場であるが
セミナーの選び方を間違えたり一部の洗脳・悪徳セミナー(講師・主催者)に騙されるなどして
大切なお金と時間を浪費する人も後を絶たない。

 

時代背景だったり業界の人間だからわかる事を書きました。

 

◆本企画の著者は、2006年に発表した『誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法』(同文館出版)が、
9刷を重ねるロングセラーとなり、その後もセミナー関連の書籍を2冊出版するなど、
業界では知る人ぞ知る存在。満を期して「儲かるセミナー受講の指南書(教科書)」 をはじめて書く。

 

ここがプロフィールです

 

◆今までのセミナー・講師関連本は「セミナーをする側」に着眼されていたが、
今回の企画は「参加者側が儲かる、参加者側にメリットがある」という新しい趣旨。
セミナー書籍の市場は「セミナーをする側が儲かる本」で数千部から3万部程度といわれている。
(著者の『誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法』が1万6千部
大谷由里子氏が書いた『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)が3万部程度の部数)。 
しかし、今回の読者ターゲットである「セミナーに参加する側」の市場はその数百倍はあり
みな勉強好きで読書家なので、大きな売れ部数が期待できる。

 

売れる根拠を理論として積み上げていってます。
具体的な数字、固有名詞。

 

大谷由里子先生は
編集者なら大体の人は知っています。
元々、吉本興業の横山やすしさんのマネージャーで結構、有名な方です。

 

◆著者は、自身が講師、セミナープロデューサー、セミナージャーナリストという職業柄
数多くの同業講師が友人であり、さらに6000名を越える参加者の生の声を長年にわたって聞いているためた豊富な事例を持っている。
本書にはそれを余すことなく書く。

 

自分だけではなくて業界関係者もインタビューをして内容を厚くします。
参加者6,000人にリーチできますという具体的な数字を書いています。