出版の心得著者にとって大切なこと
著者になるための考え方

 

あなたの評価は誰がするのか?
出版に関しては他人の評価です。
まずは編集者の評価です。
とにかく編集者に気に入ってもらわないとダメです。

 

自分が自信の無いコンテンツでも
編集者の方が「面白い」と言ってくれたらOK。
いくら自分が自信があっても「本にならない」と言われたら終わりです。

 

とにかく、我々は評価をされる側だと思ってください。
今までは私たちは読者だったので評価をする側でした。
これからは評価をされる側になります。

 

ちなみに評価をされるということは
良い評価もされますが酷評も受ける可能性があります。

 

特に売れれば売れるほど聞きたくない声が聞こえてきます。
だけどやっかまれて初めて売れたと思ってください。

 

それは具体的にAmazonのレビューで1とか2が付いたら売れたんだなと思ってください。
だから、そこで心を痛めるというつまらないことはしないでください。

 

むしろ、売れてない本はやっかまれないから1や2は付きません。

 

僕の本も売れない本は5と4が5~6個で
Amazonレビューがそれで10年間止まっています。

 

だけど、売れている本は1とか2も付きます。

 

皆から好かれようと思ってはいけない!
スマッシュヒットは5割、6割、7割
「何だこれ!?」って思うような本がスマッシュヒットになります。

 

例えば僕の本だったら…
『ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法』
『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』
こういう「何じゃこりゃ!?」みたいな本が売れています。

 

当たり障りのないタイトルの本は売れていません。
2割、3割コアに支持されるような企画を考えてください。

 

稲森和夫先生ぐらいになると『心』とかでもいいんですよ。

 

勉強=知識、情報の仕入れ(ビジネスは仕入れで決まる)
類書研究という形で色んな本を仕入れてください。

 

長所を伸ばせ、短所は無視
本は皆さんの得意な分野だけ書いてください。
ただし、自分で短所だとか自分で闇だと思う過去は
他人にとってはプラスに働くことが往々にしてありますので
それは他人の意見を聞いて素直に受け取ってください。

 

他人の知識は自分の知恵
類書研究もそうですし人から言われたことは素直に受け取りましょう。

 

同業者のノウハウは買ってしまえ
同業者が色んな本や情報を売っていたら買ってください。
同業者のノウハウは自分のフィルターを通して自分の本に書きます。

 

具体的には『教え方』という本を書こうと思ったら
『教え方』で売れている本をAmazonで10冊上から下まで全部買って
読まないで見出しだけ全部見ます。
他の本はどんな小見出しか見た方が早いです。

 

本を読まない読者はありえない
たまに本を読むのは嫌いだけど書きたいという人がいます。
本を読まなければ書けないですよ。
本を読めても書くのは大変なんだから。

 

出版社名にこだわらない
やっぱり欲が出て集英社で出したいとか
角川やダイアモンド社で出したいと思っちゃうんですよ。

 

ただし、そういうところで出すとライバルが強敵です。
ライバルがビジネス書だけではなくて
AKBの写真集とか乃木坂の写真集とか村上春樹とか
孫正義とかになっちゃうわけですよ。

 

戦わずして負けるでしょう?
負けるというかそういう総合出版社はそもそも…
ビジネス書籍に力を入れていないんです。
ビジネス書籍に力を入れているところで出した方が
我々としては得策なわけですよね。

 

いわゆるビジネス版元というところです。
写真集とかを出していないところです。
小説も出していないところです。

 

そういったところの方が皆様の本を大切に扱ってくれます。
しっかり売ってくれます。

 

ただし、大手から声が掛かって出版のチャンスがあったら
それはそれでラッキーだと思ってください。

 

一生使えます。「集英社から本を出したよ」って。

 

だから僕は集英社からも本を出しています。