「はじめに」というのは本の全体像が見える。
この本はこういう本ですよと。

 

読者が読みたくなる、引き込まれる編集者が作りたくなる本の書き方ですね。

 

『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』(自由国民社)
これの「はじめに」を載せましたので解説します。

 

いきなりですが、質問をさせてください。
「今あなたの仕事は楽しいですか?」「 やりがいを感じていますか?」
この質問に対して心から「YES ・はい」と答えた方は本当に幸せだと思います。
しかし、「仕事が特に楽しいわけではない」「やりがいもあまり感じていない」
「働きに見合った分の給料をもらっていない」というあなたは、どうぞこの先を読み進めてください。

 

これは問いかけのパターンです。
想定読者は会社を辞めて独立したい。
それも一人で社長をやりたいサラリーマンの方です。
誰が読むか。

 

当たり前だけどこの本を手に取る人ってバリバリ、サラリーマンとして
出世街道まっしぐらの人は絶対、読まないわけですよ。
辞めたい人が読むわけですよ。
ということは不満を持っているわけですよ。
だから、不満を書いたわけですよ。

 

今、あなたは仕事で楽しいですか?
やりがいを感じていますか?ってNOに決まってるじゃないですか(笑)
誘導尋問ですよね。

 

しかし、「仕事が特に楽しいわけではない」「やりがいもあまり感じていない」
「働きに見合った分の給料をもらっていない」というあなたは、どうぞこの先を読み進めてください。
当然、読み進めますよね(笑)

 

そういう書き方ですね。
ここで具体です。

 

日本のサラリーマン、会社員の一部には「給料は我慢代」だと考える人がいます。しかし本来、給料は働いた対価です。

 

給料は我慢代だって。
サラリーマンの一部の人たちはそう思っているらしいですよ。
あえて、ここで「給料は我慢代だ」みたいな
「そうだよな」って思いそうなインパクトのある言葉を置きました。

 

もし本当に「我慢代」なのであれば、これから働いている間、ずっと我慢して仕事を続けることになります。
いずれストレスが軽減されれば良いのですが、今より辛さが酷くなり、心や体が壊れていく可能性も十分にあるでしょう。

 

これは十分な脅しですよね(笑)
あなたはこのまま我慢したら壊れるよと。
でも、その人たちも薄々そう思っているわけですよ。

 

ここで本の説明です。

 

本書は「ストレスのない仕事をしたい」「いやな上司の下で働くのはもううんざりだ」
「せっかく取った資格を生かして独立したい」「起業してお金持ちになりたい」
そんな思いを持っているあなたに向けて書きました。

 

どれかに当てはまりますよね。

 

だって、ストレスは普通のサラリーマンは持っているでしょうし私の上司、みんな最高という人いないと思います。
大体、この手の本を読む人たちは勉強好きなので
行政書士や社労士、FPとか持っています。
だけど、絶対に使ってないんですよ。
あとは単純にお金持ちになりたい。
こういう本を読む人たちは基本的にお金持ちになりたい。

 

ここで自己紹介です。

 

申し遅れましたが、私は起業コンサルタント
出版プロデューサーをしているネクストサービス株式会社代表の松尾昭仁です。
株式会社の社長ではありますが、社員は0(ゼロ)、ひとり社長としてコンサル業務を営んでいます。

 

まず、この本を書いているのは誰なのか?
株式会社の社長だよ。

 

あ、何か敷居高いなでも、そんなことないよ。
社員ゼロの会社の社長だよ。
ひとりでやっているんだよと。

 

私は35 歳でそれまで勤めていた会社を辞め独立し
今年でちょうど起業20年目になりますが、業績は好調で年商は1 億円に届く勢いです。

 

これも具体の話です。

 

松尾さんは20年やっているからそれなりのキャリアがあるよねと。
年商1億円規模というのも具体的に。
そんな100億円企業でもないし、それなりに上手くやっているんだろうなと。

 

そんな私ですが、独立当初からビジネスが順調だったわけではなく、紆余曲折は人並み以上にありました。
仕事がなく、生活に苦しい時期があったのも事実です。
しかし、たくさんのインプットとトライアンドエラーを繰り返し、一人社長の成功パターンを見つけてからは順調で毎日の仕事が楽しくて仕方ありません。
本書にはその秘訣を余すことなくすべて書きます。

 

最初から順調だったわけではない大変だった。
だけど、色んな事を繰り返して成功パターンを見つけました。
その成功パターンをここで全部公開しますと。
はじめに書いているから何か読みたくなる。

 

満員電車に乗ることもなく、嫌な上司に媚びることもなく
付き合いたいと思うクライアントだけを集めて、働いた分だけ「ありがとう」の言葉と一緒に稼ぐことができる仕事。
それが一人社長としてコンサルタントになることなのです。

 

ここも具体ですどういう具体かというと。
サラリーマンが嫌なことの具体です。

 

満員電車に乗ること嫌な上司に媚びること
付き合いたくないお客さんを相手にすること
働いた分だけ「ありがとう」の言葉と一緒に稼ぐことができる。
飲食業をやっていると「ありがとう」と言われる可能性はありますが
基本的に大企業をやっていると皆さん間接部門なので「ありがとう」と言われません。

 

ひとりで社長をやっていれば自分が営業マンだしコンサルタントだからダイレクトに「ありがとう」と言われる。
ここはそういうことを感じたことがないサラリーマンにとって「ありがとう」と言われるだけで魅力的です。
そこを具体的に書きました。

 

現在、会社員の平均年収は約400 万円といわれています。
しかし一人社長で起業しコンサルタントになれば年収650 万円をいきなり稼ぐことが可能です。
ぜひ序章から読み進め、その方法、ノウハウをしっかりと学んでください。

 

これも具体です。
平均年収400万円だけど650万円は稼げるノウハウが書いてある。
ここが2千万円、3千万円じゃないから何か現実的だよねと。

 

皆さんのご自宅にある売れている本、好きな本の「はじめに」や「まえがき」を読んでみてください。
色んなパターンがあります。
そして、パターンを盗んでください。
自分が引き込まれた本のパターンを盗みます。

 

パターンを盗むということは、そこに自分のノウハウを載せれば出来ちゃいます。
僕も誰かのパターンから盗んでいます、色々と。

 

売れている本、読みやすい本自分が面白いなと思うパターンを盗んでください。
別に1つから盗まなくていいです2つ、3つから盗んでもいいです。