出版テーマの見つけ方

 

これからはじめることは本にはできない。

 

30年間、経理をやっていました。
もう、飽きちゃったのでコーチングの資格を取りました。
もう資格を取ったのでコーチの本を書きたいです。

 

コーチングはこれから始めるわけですよね。
実際のクライアントの事例もないわけじゃないですか。

 

受かったから書けるというわけではないですよね。

 

だったら経理30年間でやってきた
知識、経験、ノウハウを書いてもらいたいのが編集者です。

 

例えばずっと総務にいました
でも、総務飽きちゃって
その延長上でコーチングを取ってコーチをやります。」
だったら総務30年の経験とコーチングの知識を合わせた
総務コーチング●●みたいにやるのであったらアリですよね。

 

あなたが今まで一番時間を使ったもの
お金を使ったもの、情熱を燃やしたものは何か?
時間・お金・情熱

 

これが皆さんが今までエネルギーをいっぱい使ったものです。

 

他人からよく「教えてください」と聞かれることは何ですか?

 

「どうしたら松尾さんみたいに本をそんなに出せますか?」と聞かれました。
「本を出したい人がいるんだな」と思いました。
「いくら出したら本を出したい?」って聞きました。
「自費出版が300万円500万円なので」
「それ以下だったら出したいですね」と言われたので価格設定を決めました。

 

あとはその人がそれを出してでも
本を出したいという金額を具体的に聞いて
あとはかつての自分がいくらだったら本を出したかったか?

 

自分が何とも思っていないこと楽々できることでも
他人ができないことは全部本のネタになります。

 

自分が普通にできることでも他人ができないこと
他人がやりたいことの知識、経験、ノウハウがあればそれは本のネタに十分なります。

 

そこを他人様から聞くことが大事です。
なぜかというと自分では当たり前にできちゃうから。

 

自分が年収1,000万円稼いでいる人って
俺1,000万円すげぇな!って最初は思うかもしれないけどそのうち思わなくなります。
年収300万円の人からしたら年収1,000万円稼ぐ方法を知りたいですよね。

 

あなたが助けたい人は誰ですか?
僕は本を出したいと思っていて真面目に仕事をやっている人。
本を出したいと思っていっぱい資格を持っているんだけど。
そのノウハウを全然体系化できていない人。
いわゆるキャッシュ化できていない人。

 

あとはしっかりと稼いでいるんだけれども
本という媒体で世に出たい人名声を得たい人。
あとはそのノウハウを広く広めたい人。

 

そうやって決めていくと誰が読むかわかっていきます。
必ず企画書には誰が読むかを入れなければいけません。
それはあなたが助けてあげたい人です。

 

その人にどんな知識を授けてあげたいですか?
これが想定読者

 

知識は皆さんが持っているノウハウ、コンテンツです。
これは章立てに書くところです。
それが50個、60個あれば1冊の本になります。

 

人はなぜ本を買うのか?

 

A.欲や快楽夢や希望を叶えるため
B.恐怖や苦痛から逃れるため
C.時間を短縮するため

 

今、本って言いましたけど
我々が言っている本はビジネス実用書のことです。

 

本にはもう一つフィクションというジャンルがあります。
フィクション部門は娯楽です。嗜好品です。

 

だからずっと楽しんでいたいのです。
我々が書いているビジネス実用書というのは娯楽ではありません。
悩みの解決のために読むから。
できれば早く答えを知りたい。
読者の時間を短縮するためにビジネス実用書を提供します。

 

具体的には200ページ文字がそれなりに大きくて図やグラフが入っていて
1時間半でサクッと読める本が読まれています。
なので、皆さんのノウハウを1時間半や2時間で読めるようにしてください。
書き過ぎないでください。
伝え過ぎないでください。
わかりやすい日本語で書いてください。

 

A.欲や快楽夢や希望を叶えるため
今の生活よりも良くなるため

 

B.恐怖や苦痛から逃れるため
今、苦労していること

 

皆さんのコンテンツはAなのかBなのか
いずれにしても読者の時間を短縮してあげてください。