■質問者
今まで松尾先生は何冊くらい書いてますか?

■松尾先生
今まで29冊で今2冊書いているので30冊もうそろそろなるかな。

■質問者
そのぐらい書いているとやっぱり良い文章が書けるようになるのですか?

■松尾先生
文章が書けるというよりもどういう文章が読者から好まれるかそれはわかります。
これ8対2の法則といいます。
8割共感を呼ぶ、2割が「これ気づかなかったな」というものです。

■質問者
なるほど。
29冊の中に8割ぐらいがもうすでにみんなが知ってそうなものも含まれていて
2割だけノウハウを混ぜるという感じなんですか?

■松尾先生
そうです。
なぜかというと人は同じような感覚を持っていない意見を受け入れられないからです。
受け入れてもらうために8割を入れると「この著者、俺と気が合うじゃないか」となるのです。
だけど2割の発見、2割の違う意見、2割の勉強が必要です。

これが逆になると
「こいつなんか俺と全然違うタイプの人だよな」って
「この人からは学べないな」となっちゃいますね。
最初の10ページぐらいで意見が違うから閉じちゃう。

■松尾先生
読者の方とたまにお会いすると言われるのが
「松尾先生って僕と感覚がすごく似ているんですよ。」
私の内心は「8割がそう思うように書いているんだからそりゃそうだ。」と思っています。
比率を5対5ぐらいにしても読者がやっぱり読んで辛くなります。

偏差値70とか65以上ある人は50に近づけてどんどん落としていかないとベストセラーには絶対なりません。
専門書だったらいいですよ。
だけど一般書業界の中の人が読むのではなくて
一般的な人が読む本というのを究極にレベルを落とさないと
まして以前と違って長文を読むことが今の人たちは苦痛になってきています。

インターネットができてSNSが発達して皆さんは文章を書けるようになったのですが
短文の文化になって以前はnoteのようなブログで長文を書いていたのですが
最近そちらってあまりアクセスを稼げなくてどんどん短い文章じゃないと読まれなくなっている。

そうなってくると意見は違うわ長文の塊になってくると
別にこの人の本に付き合ってあげなくていいよと思っちゃいます。

なので、実は今のビジネスのトレンドは8割共感・2割の意外性
なおかつ一つのトピックスをなるべく短く書いてあげる。
短く書いてあげてその分項目数を増やす。

以前だったら30項目m40項目だったのを70項目ぐらいに増やして一つ一つの分量を減らします。
1話完結を山手線の一つのところで読めちゃうぐらいにします。
3分で読めちゃうみたいな。

動画も同様です。
YouTubeが流行った時は面白い動画だったら30分でも1時間でも回りましたけど
今その人たちがショート動画の方にもいっているでしょう。
あれ回らなくなったからですよね。

だから動画ですら30分見るのは辛いみたいですよ。

■質問者
最近スカスカの本の方が売れるみたいなと言われてますもんね。

■松尾先生
残念ながらそういう傾向はありますが本当に中身がスカスカの本は売れません。
けれどもざっくり読める本。集中して読んだら1時間長くても1時間半で読めるような本じゃないとベストセラーになりにくい。
ベストセラーというか1万部超える本にはならない。

■質問者
尖ったオリジナルコンテンツで5対5の比率より
一般の大衆に向けて8割共感と2割自分のコンテンツぐらいが鉄則なんですね。

■松尾先生
そうですね。
ホリエモンクラスになれば「挨拶はするな」と書いても読者は読むかもしれませんが
一般の人が「挨拶はするな」と書くと「この人常識ないのかな」って思うんじゃないかな。