■質問者
松尾先生!質問が来ていました!
バイトや無名なサラリーマンでも本は出せるのですか?

■松尾先生
無名でも本は出せます!

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わったという本があります。
著者の香取さんは高校生の頃にディズニーランドでアルバイトをしていました。
アルバイトで得た経験・知識・ノウハウを接客コンサル事業で書いた本です。

この本がヒットしたため他のディズニーの上層部の人も本を出すようになりました。
だけど先駆者利益といって香取さんのディズニー本が一番インパクトが強かったです。

■質問者
ディズニーランドのアルバイトでもベストセラーになったのですね。

■松尾先生
それぐらいディズニーの社員にかける魔法は魅力的なんでしょうね。

■質問者
勝手に企業名をタイトルに入れていいのですか?

■松尾先生
暴露本や批判は問題ありますが良いことであればケチのつけようがありません。
もし気になるようだったら出版社から会社に聞いてもらえればいいです。そのあたりは
日本の出版業界は緩いです。

■質問者
たしかにタイトルに使っても法的に問題ないですよね。
他の企業で出された本はありますか?

■松尾先生
サイゼリヤは会長さんが書いた本が売れました。
牛丼屋だと吉野家の偉い方が書いた本もあるけど
『吉野家で学んだ経営のすごい仕組み』という本を出版スクールの生徒が出しました。

著者は運送業の社長で
大学時代の吉野家のアルバイトが経営者として基礎を学ぶことになったことを書いています。

■質問者
僕も高校時代にセブンイレブンでバイトしたことがあるのでセブンイレブン本も書けるのですね。

■松尾先生
書こうと思えば書けるかもしれないね(笑)

■質問者
読者は著者が会社にいた時のポジションは気にしないですもんね。

■松尾先生
これは余談かもしれないけど…
元リクルートの人が書いた本はいっぱい出ています。

誰かのやっかみがあるかもしれないけど
元リクの人は大したことがない説(笑)

なぜ大したことがないかというと
本当にすごかったら社内で偉くなっているはずだからです。
社内に短い期間だけだから内部の人にとってはついていけなかった人と思われます。

しかし、出版業界はそんなことは知りませんし会社のブランドイメージが本のタイトルの武器になります。

リクルートは正社員になるのは大変ですが業務委託や契約社員は多いです。
それも全部ひっくるめて元リクと呼んでいます。

■質問者
ある意味名乗ったもん勝ち、本を出したもん勝ちなんですね。

■松尾先生
アマゾンのレビューに
「あの人は正社員じゃなかったとか(笑)」
「あの人はバイトだった」と書かれるかもしれない(笑)