最近だと速読とかも流行っていて
本を早く読むためには、タイトルをまず読んでどういう本か理解して
パーッて読むっていう、ビジネス書界隈ですとそういうトレンドでもあります。

 

という事はなおさらそのタイトルが、しっかりしたものになっていないと
買ってもらえないし、読んでもらえない。という状況になるわけで
そんなに大事なタイトルなんですけど
割とこれを編集者に丸投げするっていうパターンがけっこうあってですね。

 

それはカリスマ編集者が、最近はどんどん出てきていて
編集者ってすごい化け物なんだろうなって
そういう生き物なんだろうなっていうところもあるかと思うんですけれども
そんな事は全然なくてですね、私みたいな1年前までだと
ただのビジネスパーソンだったような人が
みなさんのようなトップの経験を持ったような人たちとお話をして
タイトルをつけるという事もあるわけです。

 

それは私だけに限らず、新人の編集者が毎年どこの会社でも
いっぱい入ってきますから、そういう若い人とみなさんが出す本って
話し合ってタイトルを決めて世に出さないといけないというところを
まず抑えてほしいんですね。

 

という事はですね、やっぱり丸投げにはせず自分でもある程度の型というか
こういうものを世に出したいんですと。
なのでタイトルこういう風にしてもらないでしょうか?みたいな
そういった議論が必ず必要だと僕は思っていて
その議論から良いタイトル、売れる本というのが出てくるんじゃないかと思うので
タイトルというところとかは、編集者と自分からも色々提案してみて
編集者から返ってきたものをしっかり揉んで出すという流れを作っていただけると
非常に納得のいく本になるんじゃないかなと個人的には思ったので
今日それに関して話していこうと思います。

 

あともう1点、今デザインの良い本が売れる。ってけっこうそうだと思うんですよ。
やっぱり昔と違って、デザイナーの存在感が非常に大きくてですね
類書ってたくさんあるんで、その中でいかに目立たせるかですとか
いかに書店で置いてもらえるようなカバーデザインにするかっていうところが
非常に大事だと思うので、これは正直著者の先生方では
どうしようもない部類ではあるんですが
ただ、タイトルっていうところがしっかりエッジが立っていると
デザイナーはそれを揉んでですね、デザインをしてくるので
悔いのないようにしてほしいんですよね。

 

例えばタイトルに1分というのを入れたら
その1分を強調するデザインっていうのをデザイナーは出してきますし

 

例えば教科書とかっていうタイトルがあったとしたら
カチッとしたカバーデザインっていうのを8案10案作ってくる。

 

ですから、自分がどの方向で勝負したいのかっていうところは
心に秘めていただいて、編集者と最後揉んでいくという作業は
絶対にやっていただいた方がいいのかなという風に思います。