ちょっとしたコツで
あなたもビジネス書の
著者になれる
誰でもビジネス書の著者になれる「三角形の法則」
キャリア数年の融資担当者が本を書けた理由
『社長さん! 銀行員の言うことをハイハイ聞いてたらあなたの会社、潰されますよ!』(すばる舎)の共著者である川北英貴さんも、「三角形の法則」で著者デビューしたひとり。
中小・零細企業の経営者が金融機関の融資担当者と対等に渡り合うための心得やノウハウについて述べた同書はベストセラーとなり、著者の川北さんもコンサルタントとして活躍の場を広げるきっかけとなりました。
川北さん自身は7~8年、地方銀行に勤めた銀行マンで、そのうち融資担当だったのは数年だったそうです。つまり、銀行業界という三角形の中で、川北さんのキャリアは決して長くはありませんでした。それでも出版できたのは、融資担当者の本音や彼らとの付き合い方を知りたい経営者がたくさんいたからです。
三角形の法則で出版すると、自分よりもキャリアが上の人からは「そんなことは知っている」「経験が少ないのに出版するなんて」などと批判されることもありますが、自分よりもキャリアが下位の人、あるいはまったく別の業界の人にとっては、現場の貴重なノウハウとして重宝されます。
また、業界の重鎮と言われる人は、すでに高齢で、現場の第一線から退いているケースが少なくありません。インターネットの発達など、重鎮の人たちが現役だった時代とは環境も変わっているので、ノウハウが時代遅れになっている可能性もあります。そういう意味では、キャリアで劣っていたとしても、現場の第一線で活躍している現役バリバリの著者のノウハウのほうが価値をもつ場合もあります。