ちょっとしたコツで
あなたもビジネス書の
著者になれる

誰でもビジネス書の著者になれる「三角形の法則」

「三角形の法則」ならアルバイトでも本を出せる

いくつか「三角形の法則」の例を紹介しましょう。
コンサルタントとして活躍する香取貴信さんが出版した『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』(こう書房)は10万部を超えるベストセラーであり、ビジネス書における「ディズニー本」ブームの先駆けとなった本です。
 
同書は、ディズニーリゾートを支えるキャスト(スタッフ)のサービスと教育の秘密について解説したものですが、著者の香取さんはディズニーリゾートの正社員ではなく、アルバイトのひとりでした。つまり、アルバイトの経験を思い起こしながら、書き上げた本なのです。
 
一般的な感覚でいえば、ディズニーのサービスや教育を語れるのは、運営する会社の経営者やキャストを指導する立場の教育担当者ということになるでしょうが、香取さんは当時、キャストの立場だったのに、これからディズニーで働きたい人に向けてサービスや教育を語りました。
 
これからディズニーで働きたい人にとっては、身近なアルバイトの先輩が書いた本なので、本当に知りたい情報を得ることができます。
また、香取さんの本は、他の業界の人にも幅広く読まれました。「ディズニーがどうやってサービスや教育を徹底しているか」を参考にしたい人がたくさんいたからです。