商業出版への近道、回り道
「進学校の理論」で誰でも出版できる
著者スクールは「実績」で選べ!
では、どのスクールを選べばよいでしょうか。
サービスや料金はそれぞれ差があるので迷うと思いますが、いちばんのポイントは、「実績があるかどうか」です。
出版スクールのホームページなどを見ると、「○○出版社から△△というタイトルの本が出版されました」と実績が掲載されているはずです。主催者側とすれば、商業出版の実績があればアピールしたいはずですから。しかし、ここに数冊しか実績が載っていなかったら、参加しても商業出版を果たせる可能性はきわめて低いと言わざるをえません。
なかには、たくさんの実績が並んでいても、大半が電子書籍や自費出版という例もあります。紙の商業出版をめざすなら、実績の中に名の知られた出版社の名前があるかどうかをチェックしたほうがいいでしょう。
自分の本棚の中にあるビジネス書が、どの出版社のものかチェックしてみましょう。それらのほとんどは、商業出版で実績のある出版社と見て間違いありません。それらの出版社での実績がなく、聞きなれない出版社の名前が並んでいるようだったら慎重になる必要があります。
商業出版の実績が少ないということは、出版社や編集者とのコネクションが乏しい証拠です。
私の主宰するビジネス著者養成スクールでは、現在約30社以上の出版社とコネクションがあり、オーディションに審査員として参加いただいていますが、他の出版スクールでは、企画書を作成したら、「あとは自分で出版社に持ち込んでください」というところもあるようです。スクール選びは「実績」が第一であることを忘れてはいけません。