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本のネタを探せ

常識では出版できない、非常識を極めろ

「極端」からヒットは生まれる

 
ある業界の常識が出版のネタになることは往々にしてありますが、一方で常識的なことばかり書いても本は成立しません。
読者は誰もが知っている常識を知りたいのではなく、オリジナリティーのあるノウハウや考え方を参考にしたいから、1500円を払ってビジネス書を購入するのです。
 
たとえば、将来、飲食店経営をしたいと考えている人が、書店で「うまいラーメン店は必ず儲かる!」という本を見たらどう思うでしょうか。
うまいラーメンが出せれば、店も繁盛するでしょうから、「そんなの当たり前だ!」とツッコミを入れたくなるはず。もちろん、レジに本を持っていくことはありません。一方、「なぜ、あのまずいラーメン店は儲かっているのか?」というタイトルの本が目に入ったらどうでしょうか。
非常識なタイトルですが、「えっ! まずいのになんで儲かるの?」とその意外性に興味を引かれ、「もしかしたら、飲食店を成功させる、とっておきの秘訣が書いてあるのかもしれない」と思う可能性があります。