ちょっとしたコツで
あなたもビジネス書の
著者になれる

常識だって本になる「立ち位置チェンジの法則」

業界の常識は世間の非常識

「私は20年間、サラリーマンとして地味に働いてきた。会社の経営者や専門家のように本で伝えられるような特別な知識はもっていません」
このように思っている人は少なくないのではないでしょうか。特に会社員の人は、「本当に著者になれるのだろうか」と半信半疑かもしれません。
 
でも、安心してください。少しだけ発想を変えれば、著者になることができます。
 
「業界の常識は世間の非常識」とよく言われます。自分たちが当たり前のようにやっていて常識だと思っていたことが、実は世間ではあまりよく知られておらず、一般の人にも役立つノウハウだったりするのです。
 
たとえば、20万部を超えるベストセラーになった『トヨタの片づけ』(KADOKAWA)は、トヨタの工場で当たり前のように徹底されていた5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のノウハウを、「片づけ」という切り口から一般のオフィスワーカーでも活用できるように紹介したものです。
これは、どんな仕事や業界にも当てはまります。自分が当たり前にやっていることが、実は他の仕事や業界で働いている人にとっては有意義なノウハウとなる可能性があるのです。