商業出版への近道、回り道

最後に、商業出版への道を開く方法をもうひとつ紹介します。
自分と同じように商業出版を目指している人が集まるコミュニティに参加することです。同じ志をもつ人たちと同じ環境に身を置くことが、大きな刺激となり、出版実現への原動力
となります。
親族に医者が多い家庭に生まれた子供は、将来医者になる可能性が高いといわれます。まったく医師に縁のない家庭に生まれると、「私が医者になれるわけがない」と思いがちですが、まわりが医師だらけだと、医者をめざすのが当たり前という意識になります。
自分自身が医師である親は、医者になるための「正しい努力」のしかたを知っているので、子供に医者になるための最短ルートを教えることができます。こうして、医者の子供は、自然と医師の道を歩んでいくのです。
同じことは、商業出版にもいえます。
自分の周りに出版したことのある著者、あるいは、これから商業出版することを目指している人がいれば、「正しい努力」のしかたを学ぶことができます。また、同じ目標をもっている人がまわりにいるので、モチベーションを高く保つことができます。