「出版企画書」
編集者はここを見ている

出版企画書には、類書だけでなく、「(9)類書との差別化」についても箇条書きで列挙します。
類書とまったく同じ切り口では、さすがに芸がありません。ベストセラー本の単なるモノマネであれば、あなたの本を買う必要はありません。読者は本家であるベストセラーの本を買うでしょう。
そこで、あなたの特徴や経験を活かして差別化を図る必要があります。
たとえば、「片づけ」をテーマにした類書が若い女性をターゲットにして売れているなら、老人介護施設で働いていた経験を生かしてお年寄りをターゲットにする。「右脳を使った速読の本」が売れているなら、理系出身の経歴を生かして、「左脳を使った速読の本」という切り口にする。
企画テーマや著者プロフィールをじっくりとつくり込むことで、差別化ポイントも明確になるはずです。