「出版企画書」
編集者はここを見ている

目次は50%50%の法則で

類書の目次にツッコミを入れる

もうひとつ、目次のつくり方の裏技を紹介しましょう。
それは、自分の企画の類書の目次にツッコミを入れる方法です。
自分の出版企画の類書になりそうな本を買ってきて、目次のページを開きます。そこに並んでいる目次の項目を見ながら、「自分だったら、こう書く」という視点から目次に赤字を入れていくのです。
たとえば、読書術をテーマにした類書の中に「最初に目次を眺めて全体をつかむ」という項目があるとします。それに対して、もしあなたが、「最初に1分間で全ページをめくって全体像をつかむのが大切」という意見をもっていれば、それを類書の目次に書き込むのです。
こうして「自分ならこう書く」という観点から類書の目次にツッコミを入れていくと、類書の目次と流れや骨格は同じでも、オリジナルの章立てができあがります。
「どうやって目次の流れをつくればいいかわからない」という人は、こうして類書を参考にすれば、簡単に目次をつくることができます。