「出版企画書」
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目次は50%50%の法則で

第1章は読者の不満を受け止める内容に

目次の流れをつくるテクニックのひとつを紹介しましょう。
第1章を読者の不満を受け止めるような内容にすることです。
 
「毎日、満員電車に揺られて会社に行く生活にうんざりしていませんか?」
「いつも理不尽な指示をしてくる上司に不満はありませんか?」
「今もらっている給料に満足していますか?」
 
このような切り口から、読者が抱えている不満に気づいてもらい、「そうだ、そうだ! もうこんな状況から抜け出したい!」と日頃の怒りを爆発させるように促すのです。最初で読者に共感してもらえれば、そのあとも興味をもって読み進めてもらうことができます。
 
読者の不満を受け止めるような内容からスタートする。これは、ビジネス書ではよく使われる手法です。