「出版企画書」
編集者はここを見ている

目次は50%50%の法則で

魅力的なコンテンツは前半にもってくる

目次は、全部で5~7章くらいにまとめるのが一般的です。章の流れをつくるうえでの大原則は、コアコンテンツになる面白い内容を、できるだけ先にもってくることです。
当たり前ですが、読者の多くは第1章から読んでいきます。また、本を買うべきかどうか迷うとき、「はじめに」や「第1章」を少し立ち読みして決める人は少なくありません。
このとき、本の最初のほうが退屈な内容だったら、あなたが最も自信をもっているコンテンツにたどり着く前に、読者は本を閉じてしまうかもしれません。それは、著者にとっても読者にとっても不幸です。
したがって、魅力的なコンテンツは序章や第1章、第2章など、本の前半部分にもってくることが大切です。
 
もちろん、編集者も出版企画書の目次を1章から見ていくわけですから、出版企画書の目次でも同じことが言えます。
「魅力的なコンテンツを前へ」を心がけている編集者は少なくありません。なかには、冒頭の「はじめに」で一番読者に言いたいことについて触れてください、とリクエストしてくる編集者もいます。本の前半の出来しだいで、本を購入してもらえるかどうかが決まることを編集者はよく知っているからです。