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常識では出版できない、非常識を極めろ

極端な部分に焦点を合わせる

コミュニケーションをテーマにした出版企画を立てるときに、「あいさつをすることが人間関係をよくする」というタイトルをつけても、「そんなのは当たり前だ」という反応で終わってしまいます。誰もが、あいさつがコミュニケーションの基本であることは知っているからです。
それなら、「人間関係の達人はあいさつをしない」というタイトルのほうが、意外性があり、多くの人の目に留まります(このタイトルが本当に成り立つかどうかは別の話です)。
 
ミリオンセラー(100万部の販売部数)を連発する幻冬舎の経営者であり、カリスマ編集者として有名な見城徹さんも、ベストセラーを生み出す条件のひとつに「極端であること」を挙げています。
もちろん、自分のコンテンツがすべて非常識であることはあり得ません。大半は多くの人が共感するような常識的な内容のはずです。しかし、出版企画書のテーマやタイトルを決めるときは、当たり前のことよりも「非常識」な部分にスポットライトを当てる。そうすることで、編集者の目に留まる可能性が高くなります。