ちょっとしたコツで
あなたもビジネス書の
著者になれる

常識だって本になる「立ち位置チェンジの法則」

「立ち位置チェンジの法則」は著者への近道

あなたが当たり前のようにやっていることを、本を通じてそのノウハウを知りたがっている人に教えてあげる。これを私は「立ち位置チェンジの法則」と呼んでいます。
 
つまり、「プレイヤー」から「ティーチャー」へと自分のポジションを変えることによって、出版企画が成立するのです。
 
先ほど取り上げた私の処女作である『誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法』(同文舘出版)という本も、「三角形の法則」と同時に、「立ち位置チェンジの法則」を利用して出版したものです。
この本を出版するまで、私は一人のセミナー講師という「プレイヤー」にすぎませんでしたが、私のセミナー開催・運営ノウハウを、これからセミナー講師として食べていきたい人に向けて教えるという「ティーチャー」の立場にポジションチェンジしました。
 
通訳の仕事をしている人であれば、「通訳の仕事に就くためのノウハウ」や「上手に英会話ができる方法」を他人に教えることができます。これは、多くの人が知りたいノウハウでもあるので、十分、出版のテーマになり得ます。
治療院経営して稼いでいる人であれば、その経営のノウハウや集客方法、お客様とのコミュニケーション術などを、これから治療院を始める人やもっと稼ぎたいと思っている治療院の経営者に教えることができます。
会社で新規事業のプロジェクトをいくつも成功させた経験があるなら、「新規プロジェクトを成功させる秘訣」をテーマに本を書くことができます。営業で成果を出してきた人であれば、「結果を出す営業のノウハウ」をまとめられるはずです。
極端なことをいえば、会社で雑用とされるお茶くみでさえ、立ち位置を変えれば立派なコンテンツになります。ひと口でお茶をいれるといっても、おいしいお茶のいれ方にはノウハウがあるので、誰がいれるかによっておいしさがまったく違いますし、状況に合わせた作法も奥深いものがあります。
 
あなたが長年、または数年取り組んできたことがあれば、それは一般の人がほしがる貴重なコンテンツになるかもしれません。自分が人に教えられることは何かを棚卸しすることによって、出版できるテーマが浮かび上がってきます。