書いた本を売るために
大切なこと
書店に自分の本を長く置いてもらう
手づくりPOPを持参する
私もよくやる方法ですが、POP(ポップ)を手づくりして、書店に飾ってもらうのも効果的です。
書店に行くと、本のキャッチコピーや説明文を書いた「POP広告」を見かけます。あなたもPOPの言葉に引かれて、本を手に取った経験があるのではないでしょうか。
POPは出版社や書店員が作成するものが一般的ですが、著者自らつくってしまうのです。
著者の手づくりPOPはめずらしいので読者の興味を引きます。しかし、それ以上のポイントは、書店が返品しづらくなることです。
同じような売れ行きの本が2冊並んでいて、どちらかを返品しなければならないとき、書店員の心理としてはPOPがついているほうは返品しづらい。もしPOPを直接手渡していれば、著者の顔が見えているので、人情として優遇してくれる可能性があります。
私の知り合いの著者は、書店員が書いたようなPOPをあえて作成して渡していると言います。つまり、著者自ら「目からウロコでした!」などと書くのです。
その著者いわく、「忙しい書店員に代わって、POPをつくってあげると喜ばれる」とのこと。ちょっとした気づかいですが、こうした工夫の積み重ねをすることによって、書店での本の寿命が延びていくのです。