思わず読みたくなる出版企画・章立ての考え方「ネガポジ並列」

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出版企画では章立ても提出します。章立て、つまり目次の項目ですね。
ところが、この章立てを考えるのがまた簡単ではないのです。
だいたいが詰まらない、興味がわかない、そんな表現になってしまいます。
そこで何回かに分けて、思わず読みたくなる章立ての考え方をお伝えします。
今回は「ネガポジ並列」です。
さっそく例から見てもらいましょう。
誰でも可愛く見えるメイク法
という表現があったとします。
決して悪くはないのですが、ありふれ過ぎていて目に止まることはありません。
これを「ネガポジ並列」で直すと、
モテるメイク、嫌われるメイク
という感じになります。
OKとNG、良いと悪い、正反対の二極を対比すると、その間にある違いや理由を知りたくなる心境が生まれます。
自分が良い方に当てはまるか?チェックしたい気持ちを刺激するわけです。
極端を並列させるのがポイントです。
子供を自立させられる親の特徴
という表現よりも、
子供を自立させる親、依存させる親
と表現した方が気になりませんか?
定時で仕事を終える人の思考法
と表現するよりも、
定時で仕事を終える人と残業しても仕事が終わらない人の考え方の違い
と表現した方が興味をそそります。
私が出版したコチラの本も、ネガポジ並列のタイトルを使っています。
1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人
実はこの「ネガポジ並列」、現在の流行タイトルの一つとなっています。
お金が「貯まる人」と「なくなる人」の習慣
「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣
タイトルでも章立てでも、カンタンにつくれて目を引ける、良い方法です。
章立てが面白くない!と言われたら、工夫の一つとして使ってみて下さい。