あなたの中に眠っている
本のネタを探せ

あなたが人に伝えたいことは何か?

これまでの「経験」の中に出版テーマが眠っている

実は、この会社設立のテーマで書きたいと言っていた行政書士は、著者スクールで出版企画書を練り直して、見事、出版に漕ぎつけました。
日本政策金融公庫に17年間勤務したあと、行政書士事務所を立ち上げて独立した加藤康弘さんは、日本政策金融公庫で1000件以上の融資に携わった経験を踏まえて、『元融資担当が教える小さな会社がお金を借りるなら銀行はおやめなさい』(青春出版社)を出版し、現在は、小さな会社の事業者に財務、法務のサポートをするなど、行政書士としてのキャリアを積んでいます。
加藤さんの場合、これまで長年やってきたことだから、書籍のテーマとして成立したのです。
時間をかけてやってきた経験の中にこそ、本のテーマになる経験やノウハウが埋もれています。総じて人は、これまで自分がやってきたことを軽視しがちです。〈当たり前〉にできていたことなので、たいしたノウハウはないと思ってしまうのです。
 
しかし、当たり前にやってきた経験やノウハウは、キャリアの浅い人やできない人にとっては喉から手が出るほど貴重なものである可能性もありますし、他の業界や職業の人にとっても参考になるかもしれません。
 
あなたがこれまで経験してきたことの中に、出版のテーマが眠っています。過去の棚卸しをすることが、出版テーマを発見するための近道になるのです。