ちょっとしたコツで
あなたもビジネス書の
著者になれる

ニーズの数だけ出版のチャンスがある

ビジネスの悩みは、尽きることはない

1~2週間ぶりに書店に行くと、ビジネス書の新刊棚に積まれている書籍のラインナップがガラッと変わっていることがあります。
 
これだけ多くの本が出版されるのは、売上をあげなければならない出版社の都合もありますが(出版業界の構造的な問題もあるのですが、本書では詳しく触れることはしません)、それ以上に読者のニーズが尽きることがないからです。
 
悩みの数だけ本があります。
 
特にビジネス書の場合は、時代とともに必要な情報は変わりますし、1冊読んだだけでは、すべての問題が解決できるほど仕事は単純ではありません。あなたも実感しているように、ビジネスや職場にはさまざまな問題が発生し、人知れず悩むこともたくさんあります。
 
「上司(部下)とのコミュニケーションがうまくいかない」
「人前でのプレゼンが苦手……」
「エクセルを使いこなせなくて困っている」
 
このような悩みが尽きないからこそ、「コミュニケーションがうまくいく方法」「プレゼンのノウハウ」「エクセルの使い方」といったテーマの本が次々と出版されるのです。もちろん、このほかにも、仕事にまつわる悩みは星の数ほどあり、時代に合わせて新しい悩みも次々と生まれるはずです。
そう考えると、ビジネスに携わっている人であれば、誰でも出版企画を立てることが可能なのです。
 
あなたが、まわりの人からよく質問されることはないでしょうか。
たとえば、「○○さんのプレゼン資料はわかりやすいですよね。コツを教えてください」とよく聞かれるのであれば、「プレゼン資料のまとめ方」が出版テーマになるかもしれません。
あるいは「××さんは、ずっとジョギングを続けていますよね。三日坊主にならないコツはありますか?」とよく聞かれるのであれば、「三日坊主にならない続ける技術」が出版テーマになる可能性があります。
このようにまわりの人からよく尋ねられたり、感心されたりすることがあれば、あなたの出版ネタとなるノウハウかもしれません。
人の悩みがある限り、本のテーマはなくならないのです。