鈴木 素邦さま(第38期)

鈴木 素邦さま(第38期)
《 著書 》『その一錠があなたの寿命を縮める 薬の裏側』
(総合法令出版)2023.12.12

出版の動機

著者は、200ページ以上の本を書くその内容の専門家で、たくさんの情報を持っている方。だから、その領域の信頼がおける人が著者であろうと思っています。
ただ、著者になれるためには、並外れた努力や独自のノウハウをたくさん持たなければ書けないものと考えていました。
しかし、偶然に出版スクールのOB・OGや、数冊本を出されている方と出会う飲み会があり、出版に興味があるなら、ネクストサービスの出版実現セミナ―に出てみればとお勧めされ、興味を持ちました。

スクール受講前の悩み

興味はあれど、自分に本が書けるのかと最初はフワフワした気持ちでした。
誇れるような学歴や自身で開発したような技術があるわけではないのに、出版できるのか不安がありました。また、肝心の文章力にも自信がなく、自分で作成した文章は、喋りで補ってきた私が著者として説明ができるのかなども不安でした。

スクールに参加して良かったこと、苦しかったこと

スクールでは、私の特性を多面的にチェック頂く機会に恵まれました。自分の職業や取得した資格がどのような見られ方をするのか、社会からみられる「固有名詞」のイメージを学べたのが一番の学びでした。他者視点をもらうことで、自分がどのように見られているのか徐々に理解できるようになりました。
苦しかったのは、「チューニング」です。自分では良いと思って書いたことでも、読者がお金出して買うノウハウではないことが多く見つかり、スクールから多くの助け舟を貰いながらも、企画書のまとまりがかなりずれ込んでしまいました。一人で企画書を作っていたら、編集者の眼にとまることもなかったと思っています。

出版までの道のり

有難いことに、オーディションで、6社から手を挙げて頂き、約1か月後に仕事に関わりのある薬関係の本の出版を勝ち取ることができました。ここからはスムーズに事が進み、ご担当頂いた出版社の考えに乗りながら、決定から7か月後に書店に本が並びました。スムーズに進んだのは、「餅は餅屋に任せる」の精神で、スクール時代に習ったノウハウをもとに、出版社と協議できたことが良かったことであったと思っています。特に表紙は、出版社側が決めるのが原則という掟を知らなければ、私はもめていたと思います。

できあがった本の感想

一番は、自分の書いた本が必要な方の多くの方々の手元に届いてほしいです。
ナルシストと思われるかもしれませんが、僕の本は世界一の良書です。薬業界の活用法がわかるので、読むことで眼から鱗と思っていただけると思っています。そのくらい、著書を愛おしく思っていますし、ほめてもらえるとニヤニヤしてしまう自分がいます。 他には、サイズは大きいですが、控えめに言って最高の名刺と思っています。
プロフィールもついているし、どんな専門家なのかもわかる、大きな武器を手に入れたと感じています。

出版後に変わった事

出版して1週間で重版が決まり、8,000部の著者になりました。
まさか、自分の本が発売後すぐに重版するとは思っておりませんでしたが、facebook等で拡散したところ、初版にサインしてほしいと反響を頂き、親や義父母が親戚に本の配布し、誇らしくしている状況にもなり、良い親孝行ができています。
ビジネス面では、見込み客である経営者が200人以上集まる会合の講演者として、本をきっかけに内定しました。さらに母校の非常勤講師も内定しました。まだ、出版後1か月ですが、少しずつ周囲の変化を感じています。
人のネットワーク面では、苦楽を共にしたスクールの仲間は一生物であり、面白い関係ができました。仲間意識も強く、この年始にもスクールの6人の専門家で食事をしました。お金、保険、人事、法律、数学の専門家と私。困ったときにはきっと、助け合うだろうと感じています。

著者スクールを検討している人へのメッセージ

商業出版は、一人で立ち向かったとき簡単ではありませんが、ノウハウがあれば意外とスムーズに進みます。スクールは、コストパフォーマンスが高いのではないでしょうか。
出版後には、全国の書店に並び、知名度の上昇を担ってくれます。また、著者になることで、「人」としての信頼度も上がる現実も間違いなくあるでしょう。大きく世の中の流れが動くときに書籍の影響がいろいろな形であることも実証されています。
商業出版は、金銭面以外でも自費出版にはない良さが多くあると思います。
スクール代は高額でも、お値段以上の価値はあると思います。

プロフィール

薬学部卒業と同時に薬剤師免許取得。新卒で薬剤師国家試験予備校に講師として就職。
講師業は年間100日以上、15年間で9000時間以上登壇。短時間で最大限の情報を講義内容と話し方に評価を受け、東京大学など全国32大学への出張講義。大手製薬企業20社以上の研修講師へと幅を広げた。27歳で管理職に昇進。最初は、マネージャー職に苦戦するも薬剤師合格率(20部署中)1位を予備校始まって以来初の3年連続達成。薬局薬剤師の経験を経て、専門部署を持てない中小薬局専門のコンサルティング会社を経営。「お客様の思いをカタチに」をモットーに中小薬局経営者の右腕になれる存在を目指している。