岡田 洋介さま(第37期)

岡田 洋介さま(第37期)
《 著書 》『『評価される人になる技術』
(ぱる出版)2023.9.25

出版の動機

20代前半に、人事コンサルタントになると決めた頃から、出版したいという願いがありました。自分自身のブランディングにり、単純にかっこよいという欲求からでしたが、その頃の「夢のリスト」にも30歳には出版すると記載されています。ただ、自分にはその資格がないと行動を起こせず、なんとなく諦めて30代40代と過ごす中で、仲間のコンサルタントからネクストサービスを紹介されました。松尾先生とお話をすることで、「自分でも出版ができる!」と確信ができたので、即座に申し込みをしました。特にピラミッドの話が印象に残っています。

スクール受講前の悩み

ちょうどその頃は独立して5年目であり、人事コンサルティングの仕事もしっかり軌道に乗っており、お仕事も紹介のみで安定していました。ただ、2年先を考えたときに、同じやり方が続くかに不安があり、新しいクライアントとつながる別のアプローチを模索しているタイミングでした。

スクールに参加して良かったこと、苦しかったこと

①2ヶ月で「結果」が出る

最終日にオーディションという目標があるため、そこに向けて仲間と一丸となって取り組めましたし、励ましあえました。結果として、5社から挙手いただき、オーディションから約2週間後には出版が決まりました。他の出版社も別の企画を検討してくれています。

 

②短期間集中で出版が決まる道筋があること

出版企画の作り方のノウハウはもちろんですが、主催者である松尾先生の人脈がすごく、最終日のオーディションで多くの出版社の編集者がプレゼンを聞いてくれるのは大きな強みです。また、コーチ制を敷いているため、個別のサポートはとても丁寧で、安心して今やることに集中ができました。任せっきりにせず、適宜フィードバックやアドバイスがあるので、自分で気づかない点も軌道修正がスムーズでした。

 

③出版社目線での企画検討に葛藤

自分の書きたいものもありつつ、出版社はあくまでもビジネスです。出版社が売れると思える企画づくりは、時には自分が表現したくないようなものを求められることもあります。数週間、悶々とする日々もありました。今のクライアントが離れるのではないかという葛藤がある時期もありましたが、結果的には新しい切り口が見つかり、仕事の幅が広がりました。

オーディションが終わってから出版までの苦労

私の場合は、出版までは比較的とんとん拍子で進んでいきましたが、いざ執筆する段階で苦労をしました。講師業もしているので、話すのは得意ですが、ライティングは不得意というよりも、あまりワクワクしない作業なのがその時にわかりました。4ヶ月ほどで書き上げる必要がありましたが、なかなか進まず、日々ストレスがたまっていたのを覚えています。その時にも支えになったのが、スクールの仲間や指導陣の方々でした。一人では決して乗り越えられなかったはずです。

できあがった本の感想

自分のこれまでの積み重ねが、「1冊の本」としてカタチになったことはとても感慨深いです。本屋さんやAmazonにて見るたびに、わが子をみるようで、にやにやしている自分がいます。死ぬまでに何かをカタチに残せることは、本当にしあわせなことだと思います。

出版後に変わった事

①周囲からの見られ方が変わった

出版1週間で重版、1ヶ月で3刷になったこともあり、講演依頼が複数きております。面白いのでは、ABEMA Primeの出演依頼も来ました。また、クライアントや友人からも専門家としてのブランディングがより確立されたように思います。特にうれしいのは、両親が非常に喜んでくれて、恩返しができた気持ちになれていることです。

 

②心から信頼できる仲間ができた

出版もそうですが、ともに苦楽をともにした同期の存在は非常に大きいです。スクール終わった後も、年に何回か旅行をする仲間ができました。しかも、普通であれば出会えないようなそれぞれの分野の一流の人たちで、一生の財産です。

 

③自分に自信がついたこと

出版する人は自信がある人が多いですが、私の場合はまったく自信がなく、いつも「足りない気持ち」をもって生きていました。ところが、出版を通じて自分を受け入れることができるようになりました。これも、常にポジティブな言葉で励ましてくれる松尾先生の関りが大きいです。出版後はより自己表現ができるようになりました。これは人生の質が変わる変化です。

ビジネス著者養成スクールの受講を検討している方へ

出版できるかどうかは、実績を見れば一目瞭然ですが、ネクストのすごいところは、卒業後も多数のOBOGが遊びに来ている点です。個人的には出版での成功は当然として、一流の仲間が今でも増え続けていますし、卒業後も遊びに行きたくなる大人の幼稚園のような存在が最大の価値だと思っています。

プロフィール

岡田洋介 株式会社アクティベーションコンサルティング 代表取締役
人事評価コンサルタント、組織開発コーチ(日本で約200名のORSCC有資格者)
早稲田大学商学部卒業後、新卒にて日本ブレーンセンター(現エン・ジャパン)に入社。約100名の組織が1500名規模の一部上場企業に急成長するまで、様々な軋轢やトラブルを組織内部にて経験しながら、約20年に渡りその成長を支える。在籍時は経営人事のトップコンサルタントとして、管理職教育を含む研修実績は延べ400開催以上、人事評価に関しては100社以上の指導を行う。現在は複数の企業の社外CHROとして活躍。
「想いでつながる組織づくり」をミッションに掲げ、2018年に独立。紹介のみで仕事の依頼がくるコンサルタントとして、ハードとソフトの両面から組織づくりを支援。「心理的安全性のある組織づくり」「共感的な対話から生まれるリーダーシップ」をテーマにした研修も数多く開催している。