山葉 隆久さま(第34期)

山葉 隆久さま(第34期)
《 著書 》『誰とでもどこででも働ける 最強の仕事術』
(自由国民社)2023.3.3

出版の動機

独立した際のセルフブランディングが一番の理由です。
私は40年間会社員を続けた後に独立しました。独立すると、それまでの当たり前だった会社の看板と信用が無くなります。特に独立直後は、「山葉隆久」を誰も知りませんし、お会いした方は私が誰なのか分かりません。そこで、私の専門や経歴を伝える手段として、商業出版を考えました。

スクール受講前の悩み

独立することを決めて、会社員を辞めるまでの期間が半年。商業出版をしようと決めたのは、会社員を辞める4か月前。会社員を辞めるまでに商業出版を決めたいと思い込んでいましたので、その術が全く分からなかったのが大問題でした。
知人に相談したり、ネットで調べたりして、ネクストの出版実現セミナーに参加したのが会社員を辞める3か月前。スクール受講をそこで申し出ました。

スクールに参加して良かったこと、苦しかったこと

会社員をしていたら絶対にお会いすることのない自営業の方々と著者仲間になれたことです。それぞれの分野で成功されている皆さんですので、その人脈ができたことで私の視野は大きく広がりました。

出版までの道のり

「本人が諦めなかったら出版できる」これは、スクールで繰り返し聞かされたことです。まさにこれを経験することになりました。
オーディションで手を上げていただいたのは、大手出版社1社だけでした。当然、そこで出版できると思っていたのですが、編集会議は通過したものの最終企画会議で見送られてしまいました。この時は、「出版の道が閉ざされた」と、暗澹たる気持ちになりました。
その後も、出版したいという気持ちを、松尾先生に伝え続けていました。ここからは、私の推測ですが、オーディションで手を上げなかったけれども、私の企画書に関心を持っていただいた編集者に、再度、検討をお願いしていただいたようです。この推測のプロセスを経て出版が決まりました。

できあがった本の感想

Amazonに予約画面が出来た時、そして書店に陳列されている本を見た時、素直に嬉しかったです。一方で、独立して1年3か月目に発売となり、私の看板がようやくできたという安堵感が強かったです。同時に、読んでもらえるのか。つまり、売れるのかという不安が大きかったです。

出版後に変わったこと(ビジネス・プライベート)

名刺代わりとして十分に機能しています。
独立後の本業は、会社員時代の経験を基にした半導体事業や経営に関わる仕事なので、出版した本との関係は限定的です。このように本業への効果は小さいですが、新たに、講演を依頼されたり、生産性視点の職場改善支援を依頼されたりと、出版したことがきっかけの仕事が生まれました。幸いなことに依頼が増えていますので、新しくサービスを立ち上げる事にしました。

 

プライベートでは、会社員時代の上司、先輩、同僚、後輩や取引先の皆さんと再び接点を持つことができました。家族や親戚からも、私を深く知ってもらう良い機会になりました。

著者スクールを検討している人へのメッセージ

商業出版は営利事業ですから、出版するか否かを決めるのは出版社です。まずは、あなたの企画に興味を持ってくれる編集者に出会うことが鍵です。その編集者と繋いでくれるのがネクストで、しかもほぼ100%という高い確率です。受講料は投資として判断するのが良いと思います。容易に回収できます。

プロフィール

Yamaha Labo代表、経営アドバイザー、上場企業3社の顧問、大阪大学産業科学研究所特任教授(半導体3次元実装)、光産業創成大学院大学客員教授(企業会計)、工学博士(東北大学)、浜松市出身。
ローム(株)元常務取締役、退任後、半導体関連会社2社の取締役を経て、新日本無線常務執行役員を21年末退任。22年独立し、「働ける内は働きたい」との思いを胸に、セカンドキャリア実践中。生産性視点の職場改善支援やミドルシニアの独立支援を新たに取り組んでいる。