小澤 歩さま(第32期)
出版の動機
ブランディングのコンサルタントをやっていますが、ブランディングがコモディティ化している現状で、より自分が信頼されて選ばれる存在になりたいと考えていました。そこで、すでに出版が決まった友人がこの出版実現セミナーを紹介してくれたのがきっかけです。
スクール受講前の悩み
本を出すのは学歴や経歴、肩書きがすごい人がやるものという考えていて、そんな中で、大学も出ておらず無名で大した経歴もない自分に本当に本が出せるのか不安はありました。
さらにブランディングの本はすでに多数あり、多くは著名なコンサルタントや業界の大御所が出している大企業向けのものでした。そこで自分はどのようなテーマにすれば良いかイメージできていませんでした。
スクールに参加して良かったこと、苦しかったこと
もともと書きたいテーマはあったのですが、スクールでは主観的になってしまい企画がなかなか決まらずに毎回苦しい時間でした。最終的に決まった企画は、自分の経験を活かした『ひとり社長ブランディング』というスクール参加前では全く考えもしなかったテーマですが「まさに自分が書くべき!」というものになりました。これは先生やOBOGのアドバイスをいただき視点を変えることができたので、おそらく自分1人だけで考えていたら考えつかなかったことでしょう。おかげさまで本のテーマとしても他にはないものができあがりました。
仕事も経験も年齢も何もかも違う仲間ができたのは貴重でした。特に著者スクール同期の存在は本当に大きいです。出版は個人でやることなのですが、同じ目的を持ったメンバーと励まし協力し合いながら過ごす時間は本当に楽しかったです。苦しかったけれど最後はこの時間が終わってしまうのが寂しい気持ちでいっぱいでした。
出版までの道のり
オーディションが終わって、1ヶ月ほどですぐに出版が決定しました。
しかし、なかなか文章がまとまらず何度か書き直すことになり、出版するまで1年ほどかかってしまいました。後から出版決定した人たちがどんどん本を出していくのを見て、焦り「このまま出版できないのでは?」と悩んでいたのですが、編集者の方のアドバイスや同期の仲間やOBOGに励ましていただき、やっと本として世に出すことができました。
出版企画を考える際もですが、本を書いている時間は自分の棚卸しや知識・スキルの整理にもなり、大変濃い時間でとても良い経験になりました。
できあがった本の感想
企画や執筆で苦労しただけに、発売後に書店で自分の本が平積みになっているのを見たときは興奮や感動で震えてしまい、今までに味わったことない気分でした。家族が自分のことのように喜んでくれたのも嬉しかったです。
また、本を読んでいただいた方から良いご感想をいただけ、世の中に役立ててるという実感も持つこともできました。
出版後に変わったこと(ビジネス・プライベート)
日本実業出版社という大変立派な出版社から本を出させてもらえたことで周りの見る目が変わりました。僕には誇れる学歴や資格はないのですが、商業出版をしている人という認識をされ、それ以上の信頼を得ることができました。
メディアで紹介され、多くの方が読んでいただいたおかげで、出版後半年ほどで最初は考えもしなかった3刷までなりました。コンサルや講演依頼なども増えてきてますし、今後は仕事の単価をかなりあげることもできそうです。
また、『ひとり社長ブランディング』という今までにない自分の切り口だったので、このテーマで起業家育成という新たな事業展開ができたのもかなり大きいことです。
著者スクールを検討している人へのメッセージ
まず、この著者スクールを知ったという人は、目の前に大きなチャンスがあるということです。せっかくのこのチャンスに挑戦しない手はないということをお伝えしたいです。
自分なんかが本だなんてと思っていたとしても、客観的に見ればどんな人にも専門性があります。それを人に誇れるものとして形にできるのがこのスクールでした。
新たな自分の発見やこれからのビジネスの可能性、大切な仲間との出会いを楽しみにぜひこのスクールに参加してみてくださいね。
プロフィール
小澤歩(おざわあゆむ)
有限会社グレイズ 代表取締役、ブランディング・販促コンサルタント、起業コーチ
広告・販促制作会社のデザイナー、ディレクターを経て、2002年に広告デザイン会社として(有)グレイズを設立。
設立当初はデザイン業界の価格競争に巻き込まれ、毎回のように値引きを求められるも、強気の価格交渉ができないことに悩む。そこで「向こうから自社を選んでくれるブランディング」を研究し、優良な顧客が集まり単価を10倍に上げることに成功。その後も値上げを続けても顧客が集まる。
現在は自身の経験を基にコンサルタントへ転身。企業へ向けてブランディングのコンサルティング支援を行い売上増等の多数の成果。
また、『ひとり社長ブランディング』の出版を機に起業家やコンサルタント育成にも取り組む。主宰する『ひとり社長起業塾』にはコンサルやデザイナー、士業などのひとり社長起業家が多数参加し、単価を上げるビジネスモデル構築やブランディングなどをサポートしている。
講師としてはNTTドコモやリクルート、富士ゼロックス、宣伝会議など、全国の企業・団体・イベントで登壇し、現在までの受講者数はのべ7,000名以上。(財)ブランド・マネージャー認定協会ではマスタートレーナーとして、各種ブランディング講座登壇の他に講師育成、カリキュラム開発も担当。