宮川直己さま(第4/10/31期)

宮川直己さま(第4/10/31期)
《 著書 》『LGBTQの働き方をケアする本』
(自由国民社)2022.5.19

出版の動機

個人向けコーチング事業で起業してから数年がたち、自分のコンテンツもできてきたので一つの形にしたかったということと、ビジネスを次のステージに引き上げたいという思いでスクールに参加させて頂きました。

スクール受講前の悩み

起業して間もない2013年ごろにもスクールに参加させて頂きましたが当時は自分の生き方自体が定まっておらず、チャンスは頂いたものの自分からフェードアウトしてしまいました。
そのためまたチャレンジして失敗したらどうしよう、という不安がありました。

スクールに良かったこと、苦しかったこと

私はLGBTQの当事者ですが、スクールでは自分の全てを開示して最も強みを活かせる出版テーマを検討して頂いた結果、「管理職を想定読者としたLGBTQの当事者社員との関わり方について解説する本」というテーマを提案して頂きました。

 

自分の中では想定していなかったテーマで書籍を通じて世の中にカミングアウトをしていくことにためらいもありました。

 

ですが最後は松尾先生やスクールの同期やOBOGの皆さんに背中を押して頂き、自由国民社様から出版の機会を頂くことができました。

出版まで・できあがった本の感想

書籍を通じて法人研修等、今までの自分では得られなかった機会を頂けるようになりました。また著者というブランドや自信がついたお陰で、コーチング事業においても驚くほど素晴らしい実績を持たれている方々にお客様として利用いただけるようになりました。
沢山苦労をかけた親にも本を渡し喜んでもらうことができ、ひとつの心の区切りがついたようにも感じました。

メッセージ

出版はビジネス面で大きな恩恵をもたらしてくれるのはもちろん、これまでの人生を総括する素晴らしい機会となります。
ネクストサービスの出版スクールはそのために最高の環境が整っています。出版に関心がある方はぜひ、チャレンジして頂きたいと思います。

プロフィール

宮川 直己(みやがわなおき)
1977年、長崎県にて女性として出生。
幼少期より性別違和を感じていたが誰にも打ち明けられずに育つ。

 

大学卒業後、2002年に福岡市役所入庁。
情報システムの新規導入や児童虐待・非行相談対応などの業務に10年間従事する。

 

30代半ばで男性として生きることを決意し、市役所を退職。
身体療法や戸籍名変更をおこなったのち数年間はセクシュアリティを隠して生活していたが、期せずしてカミングアウトする機会に遭遇。
自分を偽らずに受け入れられる体験が何よりも人をエンパワーメントすることを実感し、現在はセクシュアリティをオープンにして生活している。

 

2016年より心理学、NLPを用いたコーチング事業を開始。
また企業や行政、社会保険労務士等を対象にLGBTQ研修も多数実施している。