野崎敏彦さま(第26期)

野崎敏彦さま(第26期)
《 著書 》『水族館のアシカはいくらで買える?: 3ステップでわかる 教養としての地方財政 』
(合同フォレスト)2022.10.14

出版の動機

名古屋で開催された出版実現セミナーに参加したことが、私の出版への道を開くこととなりました。
以前から漠然とした願望として「本を書きたい」と思っていましたが、具体的な機会に恵まれず、困っていました。
しかし、出版実現セミナーで松尾先生から詳細な出版の説明を聞き、自分でも出版できる可能性があると感じ、ビジネス著者養成スクールへの参加を決意しました。
今となっては、もっと早くこのセミナーに参加していればと思うほどです。

スクール受講前の悩み

15年間、地方財政のコンサルタントをしてきました。
仕事そのものは面白く、全身全霊を注いでいましたが、何となく日々がマンネリ化していると感じ、新たな挑戦を求めていました。
しかし、出版は高いハードルで、自分には無理だろうと思い込んでいました。

スクールでの経験

スクールで特に良かったことは、同期の仲間や卒業生との団結力が強く、多くのアドバイスを得られたことです。異なる年齢や背景を持つ方々と出版という共通の目的を持って学んでいく中で、互いに助け合うことができ、日常では得られない大きな刺激を受けました。

 

一方、苦労したのは企画書が思うようにまとまらなかったことです。それは、明確なテーマを持たずにセミナーに参加したことも一因でした。提出する度に松尾先生からの指摘を受け、何度も修正を繰り返しました。最終的に「50代の起業」というテーマでまとめ、オーディションを受けることとなりました。

出版までの道のり

オーディションでは、出版社が一社も手を挙げてくれなかったらどうしようと心配していましたが、4社が手を挙げてくれ、安心しました。その後、出版社との打ち合わせで、私の専門としている地方財政をテーマに書くことを提案され、企画書を再度作成することになりました。しかし、その出版社の編集者からなかなか承認が得られず、見本原稿を何度も書き直しましたが、最終的には契約を断られました。

 

そこですぐに松尾先生に相談し、別の出版社(合同フォレスト社)に提案することになりました。同社の担当編集者は私の企画を快く受け入れてくれ、地方財政の入門書としての本格的な執筆が始まりました。

 

しかし、思いもよらぬ問題に公私ともに直面し、一時期、執筆を続けることができなくなりました。それでも、合同フォレスト社の編集者は私を待ってくれ、ついに出版することができました。セミナー受講から出版まで、なんと4年の歳月が流れていました。

完成した本について

アマゾンで予約画面が掲載され、書店に本が並ぶのを見た瞬間、深い感慨を覚えました。特に、91歳の母が喜んでくれたことが何よりも嬉しかったです。母は、私の本を最後まで読んでくれました。

出版後の変化

出版すると仕事が広がると言いますが、それはまさに真実でした。自治体関連では職員や議員向けの研修や講演の依頼が増え、意外なことに民間企業からも協働の申し出がありました。これらはすべて、官民連携が進んでいる現状と行政分野への進出希望が背景にあります。

メッセージ

出版セミナーへの参加を迷っている方々には、ぜひビジネス著者養成スクールにチャレンジしてみてください。これまでとは異なる新しい世界が広がります。そして、著者というコミュニティの一員になることで、社会的信用や仕事仲間、クライアントからの信頼を得られるでしょう。

 

スクールに参加したら、決して出版を諦めないでください。必ず出版できます。何度壁にぶつかろうと、松尾先生が一緒に乗り越えてくれます。私が出版できたのは、「諦めなかった」という一言に尽きます。

プロフィール

一般社団法人日本行政マネジメントセンターの代表理事
三重県桑名市行革委員の副委員長

 

北海道大学理学部数学科を卒業後、通信機器大手の沖電気工業に入社。その後は印刷会社、ベンチャーキャピタル、コンサルティングファームなど、6社の異業種企業で勤務。

 

2012年、57歳の時に新地方公会計制度の普及を目指し起業。2015年に公認会計士、税理士、ITのプロ、合意形成コンサルタントなどの専門家を構成員とする一般社団法人日本行政マネジメントセンターを設立し、代表理事に就任。

 

自治体やその外郭団体(一部事務組合、広域連合など)約50団体と業務契約を結び、新地方公会計制度を応用した公共施設マネジメント、行政評価を多数手がけています。今後は地域活性化に貢献できる事業分野への拡大を目指している。