西村優里さま(第5期)
出版の動機
元々「出版したい」という明確な意思はありませんでした。自分自身で何かやってみたい、けれど何ができるのか分からないと試行錯誤しているときに知人の紹介で出版セミナーに参加し、これなら自身の強みを発見でき、かつ、それが本という目に見える形にもなるので挑戦してみようと思ったのがきっかけです。
ビジネス著者養成スクールの思い出、良かったこと、苦しかったこと
企画プレゼンの際に松尾先生より叱咤激励のお言葉をいただいたことが強烈な思い出として残っています。自身の過去の経験が企画として面白いのは分かってはいましたが、なかなかそれを人に話す勇気が持てず、違う企画を出したところ散々な言われようでした。しかし「私にはこれしかない」と逆に腹をくくることができ、結果その企画にて出版することができましたので今では非常に感謝しております。共に出版を目指す様々な職種の方々とも知り合うことができ、今でもつながりを持てていることは有り難い限りです。
オーディションが終わってから出版までの苦労
それまでボリュームのある文章を書く機会があまりなかったため、執筆は非常に苦労しました。最初の本は3ヶ月かかかってやっと書き上げましたが、編集者からは「上から目線の文章になっている」等ご指摘をいただき、伝え方の大切さを学ばせていただいた良い経験でした。
出来上がった本を見ての感想
言葉をしぼりだすようにして書き上げた内容が、1冊の目に見える形になるのは非常に感慨深いものがあります。出版社の方をはじめ、チームとして1つの作業をやり遂げた達成感を感じました。「これが全国の書店に本当に並ぶのか」と最初はあまり実感がありませんでしたが、実際に自分で書店に見に行くと本当にそこにあるので、最初は不思議な感覚でした。
出版後に変わったこと
一言でいえば人生が変わりました。出版を機にカウンセリングのお仕事をはじめ、自分と同じ悩みを持つ方のお役に立てる機会を得られたのは偏に出版のおかげだと思っています。また、そこで出会った方々ともご縁をいただき一緒にお仕事をさせていただくようになったり、雑誌やテレビ、ラジオなどから取材を受けるようになったり、仕事の幅が拡がったことも出版後に変わったことの一つです。
ビジネス著者養成スクールの受講を検討している方へのメッセージ
現在ではSNSをはじめ情報発信のツールはたくさんありますが、その中でも書籍は高い信頼性を持つ媒体として独特の位置にあると思います。すぐに流される情報ではなく、永く人の手にあるのは、そこに人の想いが込められているからだと、私はこれまでの経験を通して確信しています。「人に伝えたい」「きっと誰かの役に立つはず」と内に秘めている想いをお持ちでしたら、ぜひそれを伝えていただきたいと思います。特にビジネス書は「問題を解決する」という役割を担っていますので、その手段が増えることはより良い社会の実現につながります。ぜひお知恵を拝借させてください。
プロフィール
幼少期の虐待経験の反動によって学生時代から洋服やバッグ、エステや宝石などの高額商品をクレジットカードで衝動買いするようになる。社会人になってからも買い物がやめられず浪費を繰り返し、返すために借りるという自転車操業に。20代で借金が500万円になる。「このままではいけない、人生を立て直したい」との思いから一念発起、借金返済に取り組む。同時に試行錯誤しながら独自の方法で依存症からも回復。
これまでの経験から「一人でも多くの女性の助けになろう」と決意、一般社団法人ウーマンフィナンシャルカウンセリング協会を設立。浪費・借金だけでなく、「やめたいけど、やめられない」心の問題まで幅広く対応できるカウンセラーとして、全国から「誰にも言えない」相談が相次いている。個別カウンセリングやセミナーのほか、テレビ・ラジオ、雑誌などメディア出演も多数。