あなたも「今」から著者になれる

 


「自分の本を出版したことで人生が劇的に変わり始めました!」
「出版プロデューサー」の私のもとには、今もこのような声がたくさん届いています。
自分の名前でビジネス書を出版したことがきっかけで、仕事での信用やブランドがアップし、ビジネスの幅が広がったという人もいれば、マスコミから引っ張りだことなって、その道の専門家としての地位を築いた人もいます。単純に「家族をはじめ、まわりの人の自分を見る目が変わったこと」を喜んで報告してくれる人も少なくありません。

 

・ビジネスの拡大を図りたい
・将来、独立・起業を視野に入れている
・自社の商品やサービスをもっと多くの人に知ってもらいたい
・ビジネスの成功体験やその中で培ってきたノウハウやスキルを多くの人に伝えたい
・ブランド力をつけて、さらなるステージアップを図りたい

 

こんなことを考えている人にとって、本を出版することは絶大なメリットをもたらしてくれます。
本書を手に取ったあなたも、「いつかはビジネス書を出版してみたい」と漠然と考えていませんか。
でも、それは大きな勘違いです。
なぜなら、「いつかは」ではなく、「今すぐに」でも、ビジネス書を出版できる可能性があるからです。
もしもあなたが、小説を書こうと思ったとしたのなら、やはり、そこには才能が必要になります。ですが、ビジネス書のジャンルでは、文才はあまり関係ありません。むしろ今のあなたの思考そのものが、本に必要な要素であり、武器になります。
たとえば、セミナー・研修講師やコンサルタント、士業(弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー)など、専門の知識や経験、ノウハウをもっている人であれば、すぐにでも著者になる「資格」があります。
もちろん、自分でビジネスをしている経営者や自営業者、フリーランスであれば、その独自のノウハウが本で伝えられるコンテンツになります。もっといえば、今は会社員として働いている人でも、これまでの仕事で培ってきた知識や経験が本として伝える価値になります。
つまり、これまでビジネスに真剣に取り組んできた人であれば、誰もがビジネス書の著者になれる可能性をもっているのです。

 

こんなことを言うと、少しでも出版に関する知識のある方は、「たしかに自費出版なら、誰でもすぐに出版できるだろう」と思うかもしれません。
ですが、本書で伝えたいのは「自費出版」ではありません。少しでも多くの人に伝えたいという思いがあるのなら、「商業出版」の著者を目指してください。

 

出版には大きく分けて2つの形態があります。

 

ひとつは「商業出版」。
全国の書店に流通するうえに、書籍の制作コストは全額出版社が負担してくれます。著者には印税が発生し、本が売れれば売れるほど著者がもらえる印税は増えていきます。書店に並んでいる市販の書籍は、ほぼ商業出版と考えていいでしょう。

 

もうひとつは、「自費出版」。
これは著者が自分で制作費用を負担する出版のことで、商業出版と違って基本的に流通ルートに乗ることはありません。価格は出版社にもよりますが、数百万円の支払いが必要になります。お金さえあれば、ほぼ確実に出版が叶います。なぜなら、出版社にとって、自費出版の著者は制作費を払ってくださるお客様だからです。
自費出版は、著者が言いたいことや伝えたいことを自由に出版できるメリットがありますが、書店に並ばないので家族や知人の手に渡るのが精一杯。出版したことによる波及効果は限定的です。その多くは、著者の自己満足に終わってしまうのが現実といえます。

 

多くの人にとって商業出版のハードルは高く感じるようです。出版できるのは業界の大御所やトップランナーだけと思い込んでいる人もいれば、そもそもどうすれば出版できるのかわからない、という人もいるでしょう。
大半の人は出版ノウハウがわからないまま出版をあきらめてしまったり、高いお金を支払って自費出版したりしています。
最近では電子書籍が身近になりつつあるので、「紙の出版は無理かもしれないけれど、こっちならなんとかなるかも」と、電子書籍を目指す人もいるかもしれません。

 

でも、ちょっと待ってください!

 

本書の最終目的は、ビジネス書で商業出版を果たすことです。自費出版でも電子書籍でもありません。書店で流通させる代わりに制作費の一部を負担する共同出版(協力出版)という商業出版と自費出版の中間のスタイルもありますが、本書では、あくまでも商業出版を目指す人を対象としています。
なぜなら、商業出版は、みなさんが想像するほど難しいものではないからです。
本にできるコンテンツをもっている人が「正しい努力」をすれば商業出版への扉は自然と開きます。

 

私は22冊のビジネス書を出版している著者でありながら(本書は23冊目)、出版プロデューサーとして「ビジネス著者養成スクール」などを運営し、これまで200名以上の新人著者をサポートしてきました。

 

彼らは皆、大企業の社長でも、人気のタレントでもなく、一般的には名前の知られていない、全くの新人です。それでも、ちゃんと商業出版の著者として、デビューを果たしています。

 

出版に必要な、正しいノウハウさえマスターすれば、誰でもビジネス書の著者になれるのです!

 

本書では、私が「ビジネス著者養成スクール」でお伝えしているノウハウを惜しみなく公開しています。
自分の強みを洗い出し、出版社に認めてもらえるような企画書を書き上げる方法だけでなく、編集者との出会い方、付き合い方、販促方法まで、ビジネス書の著者になるための全ノウハウをお伝えしています。

 

仕事や人生と真剣に向き合ってきた経験をもつ人なら、誰でも出版できるコンテンツをもっているはずです。ぜひそれを磨き上げて、商業出版をめざしてください。あなたの本が書店に並ぶのも夢ではありません!

 

松尾 昭仁

 

 

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