武笠公治さま(第14期)

武笠公治さま(第14期)
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部農学特定支援員・鍼師

《 著書 》
『腰痛・ひざ痛・脚のしびれ…下半身の痛みは「臀筋のコリ」が原因だった』
(青春出版社)

『押すだけで疲れとコリがみるみる消える魔法のボール』
(三笠書房)

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出版体験談

人は、人生の中で活字から離れることはできません。書く人、読む人、両方できる人。私は、ある友人をとおして知った、ビジネス著者養成スクール(ネクストサービス株式会社)に入校し、自著の本を出版。両方できる人になりました。出版プロデューサーである松尾昭仁氏が主催するこのスクールは、卒業生や出版関係者が生徒を手厚くサポートしています。

 

私の場合は、自分の実体験から興味深い現象を見つけだし、ある仮説を立てることに成功していました。この仮説を世の中に出して、一般の方々や研究者に広く知ってもらうべきだと、強く感じていたのです。論文は特殊な方法で著されるため、ハードルも高く、時間とお金が限りなくかかります。しかし、読み物としてのビジネス書であれば、世の中に出すことが決して難しいことではないということを、このビジネス著者養成スクールのセミナーで知ることができました。

 

入校は即決でした。数日のスクーリングに80万を支払うことは、少し度胸のいることです。妻にも相談せずに入学することを決めましたが、妻も二つ返事で了承。「どうせ反対してもムダでしょう。やりたいのならやりとおしてくださいね」そして、すぐに14期の著者養成スクール入校の手続きをネクストサービスとかわしました。結果、たった、半年で2冊の本を世に送り出すことができたのです。

 

折も折、友人が、各医科学分野で教授、准教授、助教授の座に就いてしました。当然、 私の仮説は認められ、有名大学大学院の研究者の一員として迎え入れられたというラッキーな側面もありましたが、今でも書店に私の著書が平積みされています。この本は、日本の伝統医療、鍼(はり治療の理論と方法を、誰でもわかるようにかみくだいた本でした。
しかも、骨にまで到達させることができる外科的鍼治療法(長鍼法)です。

 

この方法は、ツボという概念は一切無視され、解剖生理学にのっとって施術が行われる、世界に類をみない施術方法なのです。科学的では未検証とはいえ、臨床では完璧に近い実証がなされている伝統医療の代表格である施術方法に半生以上の時間を費やしてきました。その集積の一部がみごとに実ったのです。

 

本が出版された後、私は人から見られる目がぐっと変わったのを感じました。出版された本のチカラは、多岐に及んでいます。3~4時間もかかる遠方からの問い合わせや、来院。友人や親戚からのお褒めをあずかり、他人様からも羨望の目でみられるようになりました。人生が変わったのです。たった2冊の本影響力がこんなにすごいものだとは思いもよりませんでした。今も、臨床と研究にいそしんでいますが、この2冊の本が、出版後も今も、私の未来の一歩を大きく前進させてくれているのです。